【読書感想文】本谷有希子 異類婚姻譚【寄稿しました】

世界ウーマンさんにブックレビューを寄稿しました。今回は本谷有希子さんの異類婚姻譚です。

「夫婦の顔がだんだん似てくる」というのは、夫婦間で発生する微笑ましい現象という意味で語られることが多いですが、本書を読むと、果たしてそれば良いことなのだろうかと考えさせられます。夫婦で過ごす時間は良くも悪くも濃密で、他人に入り込めないところがあります。そこから生まれる本人たちだけのルールや空気、それに飲まれていくことの恐怖。そこから抜け出したいと思っているのに抜け出せなっている人もいるでしょう。

夫婦のあり方について考えさせられる一冊でした。詳しくは上記のリンク先をチェックしてみてください。

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講談社
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