げんだちょふのロシア日記(12月16日〜12月22日)
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12月16日(月)デンキネズミ
クリスマスムードになりつつあるヤロスラブリ。近所の公園にでっかいツリーができたり、道路にちょっとしたイルミネーションがついたり、いい感じになってます。
イルミネーションの一環で、近所の公園にでっかいでっかいネズミが立ってました。ネズミは来年の干支なので。
電気ねずみ
— げんだちょふ@オンライン読書会 Каролина Гэндачёва (@gendachev) December 15, 2019
Электронные мышь 🐁 pic.twitter.com/SkOClk5OgX
エレクトリカル・マウス。真ん中のオレンジ色のやつは多分チーズ。
12月17日(火)ネズミさん寝る
昨日の夜、すっごい強い風が吹いていました。窓割れるんじゃないかっていうぐらいの音が。
その風のせいだと思うんですが、公園の横を通ったらネズミさんが横になっていました。作ったばかりなのに、転倒。残念。
12月18日(水)くし形でオレンジ色の巨大な何か
今日もまた公園の横を通ったらネズミさんは撤去されて、チーズだけになっていました。ねずみがいないと、「くし形でオレンジ色の巨大な何か」が立っているだけなので、なんともシュールです。
12月19日(木)突然の訪問者
ごはんを食べ終わってリビングでのんびりしていたら、家のドアをコンコンとノックする音が聞こえました。うちのアパートの入り口はオートロックになっていて、来客があればそのオートロックの玄関についているインターホンでまず呼び出しがあるはず。急に家のドアを直接ノックされることはまずありません。
この日ちょうど夫が出張で不在。直感的に「こわっ」って思ってしまいました。
不思議に思いながらドアについてる小さいのぞき穴的なやつ(あれ何ていうの?)を覗くと、赤いパーカーを着た若いお兄さんが立っていました。
もしこの人が悪質業者かなんかでわけの分からない工事の契約させられたりとか、わけの分からない宗教の勧誘とかされたらどうしよう。いや、そのときは「ロシア語、ワカリマセーン」って言って帰ってもらえればいいか。見た目完全に外国人の人の特権だな。
など、頭のなかでぐるぐる考えつつドアを開けて「こんにちは〜」と言ってみます。話を聞くと、その彼はうちのちょうど真下に住んでいる人だとのこと。そして、彼のうちの天井から水がしたたり落ちていると。
「もしかしてどこかの水を出しっぱなしにしてる?」と思い確認してみるも、うちはお風呂の水を出しっぱなしにもしていないし、キッチンのシンクから水が漏れたりもしていない・・・。その人にも家に上がってもらい、サクッと家の様子を見てもらったのですが、その人は「おかしいなぁ」といった様子で帰っていきました。
その数分後、再びドアをノックする音が。下の階の彼、今度は業者の人とともに現れ、彼の家で水漏れしている辺りの上を入念にチェック。
その後しばらくして業者さんがおもむろにキッチンと玄関の間の壁にノコギリで穴を開け始めました。「え?いいの?」とギョッとするげんだちょふ。どうやら彼らは事前にうちのオーナーに連絡をして許可を得ていたらしい。(それを予め赤いパーカーのお兄さんはわたしに伝えてくれていたようなのですが、げんだちょふ理解できていませんでした。)
業者さんによると、どうやら壁の内側に埋まっている配管の様子がおかしいらしい。修理するには資材が必要で、その日はそれ以上どうにもこうにもできないので、また日を改めてくるとのこと。それまでお兄さんの家は水漏れしっぱなしなのか・・・気の毒・・・。
気の毒なお兄さん、帰り際に両手を合わせる「いただきまーす」のポーズをしながら「スパシーバ(ありがとう)」と言ってくれました。「あなたの国(日本)ではこうやるんでしょ?」って。なんか、惜しいけど、ちょっとちがう・・・。
否定するのもどうかと思ったので、わたしも一緒に手を合わせて「スパシーバ」と言って解散したのでした。
12月20日(金)突然の訪問者2
夕方からニューイヤーパーティー(夫会社)に参加しました。そのパーティーに出かける30分ほど前、髪の毛を整えたりしていたところに「ピンポーン」とベルの音が。今日は誰かと思ったら、うちのオーナーが業者の人を連れてやってきました。昨日の水漏れの件を修理しにきた(=長時間かかりそう)のかと思い、「あと30分で出なきゃいけないんだけど・・・」と言うと、「5分で終わるよ!」と。修理しにきたんじゃないのか。
この日は業者の人がなにやら寸法を測りに来ただけでした。改めて日曜の10時に来るとのこと。特に予定なかったので良かったです。あのお兄さんが雨漏りの中暮らしているのなら、早く直さないとかわいそうですし。
それにしてもオーナー、来るなら事前に言ってくれればいいのに。
12月21日(土)記憶喪失
何をしていたのか全く記憶がありません。
12月22日(日)火花
約束通り10時に業者さんがやってきました。オーナーは来ず、業者さんが3人も。
何時に終わるのかよくわからない中、業者さんたちを残して出かけるわけにも行かないので、彼らからちょっと離れたところでひたすらyoutubeを見てすごしました。ちょうど日本でM1グランプリが行われていたので、それを・・・。お笑い好きなんですよね〜。すゑひろがりずがおもしろかった・・・。
途中で「紙とペンある?」「トイレどこ?」「バケツある?」「雑巾ある?」「ほうきは?」など、何かを要求された時以外は基本、だまっていました。この、「訪問先の家であるものを使う」感じは日本にはないよなぁ・・・。
んでこれが、昼休憩を挟んで5時間に及ぶ大工事でした。音もすごかったし、途中、火花散ってました。家の中で。火事にならないか心配しました。
これで下の階の人が平穏無事な生活を取り戻せたのなら、それでいいかな。