げんだちょふのロシア日記(12月9日〜12月15日)

12月9日(月)寒くない

一向に寒くなりません。12月になったのに。

寒くないと言っても日本よりは寒いと思うんですが、去年、一昨年のイメージと比較すると全く物足りない。雪も積もってません。

大体この時期は1日の間に0度前後を繰り返して、道路の様子がおかしくなるはずなんです。昼間には降った雪が次から次へと溶けてぐちゃぐちゃに、夜間には溶けた雪が凍って、朝起きるとあら不思議、ツルツルのスケートリンクへ変身。去年一昨年、げんだちょふはそのせいで何回か転びました。(大の大人が道の真ん中で転ぶのってめちゃめちゃ恥ずかしいですよ。)

そういう時期が過ぎると、雪がきちんとキレイに積もってくれて歩きやすくなるんですけど。まぁ、今年は雪が積もる気配もない。

これも気候変動のせいなのでしょうか。

12月10日(火)ビーツの大躍進

天ぷらを揚げました。初の試みとして、ビーツを天ぷらにしてみたのですが、意外と美味しかったです。甘くて、例えるならさつまいもの天ぷらに近いかも。

ただ、ビーツを天ぷらにする場合に気をつけたいことが。ビーツを天ぷら粉につけた瞬間に、天ぷら粉がピンク色になります。天ぷら粉のクリーム色にビーツの赤が混ざって、やさしいピンク色に。その後にじゃがいもなどの他の野菜を天ぷら粉につけると、それもピンク色になります。

こんなに色の出る野菜ってなかなか他に見たことありません。ほうれん草を茹でたらお湯がうっすら緑になったりしますけど、そんな、鍋の底が透けて見えるような生半可なレベルではありません。ビーツ調理した後の包丁やまな板は「ここで殺人事件が行われたのでは・・・!?」というレベルで赤くなります。

これ、上手く利用すればインスタ映えする料理が作れそうな気がします。ビーツで染めたピンクのパンケーキとか。ヘルシーっぽいし。それをハート型にしちゃったり、生クリーム添えちゃったりなんかして。

それにより日本でビーツが大流行して、ビーツが全国のスーパーに出回り、若者のインスタには「今日は学校帰りにビツッた」というコメントとともにおちゃれビーツスイーツの写真が投稿され、クックパッドがビーツレシピで埋め尽くされる日がいつか来る・・・。そう、それは今年の流行語「タピる」にもなったタピオカに継ぐ新食材の大躍進・・・。

というのは、げんだちょふのちょっとした願望です。正確に言うと、せっかくボルシチが作れるようになったので、ビーツが日本のスーパーでも普通に出回ってたらいいなぁというのが、願望です。

12月11日(水)無題

特になし。

12月12日(木)アイスランド愛

アイスランドのヨーグルト、スキールをスーパーで発見してテンションが上りました。ヨーグルトを凝縮したような、硬めの食感で、チーズケーキみたいな感じで食べごたえがあってすごい好き。

それにしてもアイスランドは何食べても美味しかったなぁ。同時に何食べても高かったけど。氷の洞窟も楽しかったし、温水プールもぬくぬくできて楽しかったなぁ。治安もよかったし。水も美味しかったし。

「過去に訪れた国の中で、もう一度行くとしたらどこ?」と聞かれたら、「アイスランドかマルタ」と答えます。ということは、げんだちょふは島国が好きなのか。あまり気にしたことなかったけど。日本(=)島国で生まれたし、島国気質とかあるのかな。

12月13日(金)ジェイソンさん

昨日、ロシア語のレッスンでした。いつもレッスンの終わりに次のレッスンの日にちを決めるのですが、その時に先生が「あ、明日は13日の金曜日ね」とぼそりとつぶやきました。

13日の金曜日が不吉だというのはなんとなく知っていますが、それの由来であるらしいジェイソンさんについて、げんだちょふはほとんど知りません。知っているのは白いお面をかぶってチェーンソーを持っているということのみ。

怖いものは基本的に避けたいので、今後もジェイソンさんについて詳しく知ろうと思うことはないと思います。

「13日の金曜日=不吉」の概念は、どこの国まで通用するんでしょうね。それは気になります。

12月14日(土)寝すぎ

昼過ぎまで寝ていました。それだけ。

12月15日(日)至福

近所のフランス料理屋さんへ行きました。看板はフランス料理屋ということなのですが、メニューにボルシチがあったりして、わたしにとってはおしゃれなロシア料理屋というイメージ。

行ってみると日曜の夜なのにお客さんが我々以外に一組しかいませんでした。しかしこのお店は少なくとも5年ぐらいは存在しているらしく、どうやって経営を維持しているのかちょっと疑問です。(個室があって、ちょっとしたパーティーなどができるのでそれで稼いでいるのかも。)

げんだちょふ、ロシアのキャベツスープ、シーを注文します。ここのレストランのシーはすっごくおしゃれに出てくるのです。

シー
どーん

ポッドパイ方式での提供。パイ生地はわりともっちりした感じです。

シー
中にシー

パイ生地を焼くため、容器ごとオーブンで熱しているのだと思うのですが、そのせいかスープがめちゃめちゃ熱い。そしてポッドの保温性も超高い。魔法瓶レベル。スープを飲み切る最後の最後まで熱々のスープが飲めます。げんだちょふ、決して猫舌ではないのですが、やや舌をやけどしました。

メインはサーモンを頂きました。ロシアのサーモンは脂がのってて美味しいです。スモークサーモンも美味しいけど、焼いたサーモンも美味しいです。

ロシア サーモン

美味しいもの食べると癒やされますね。

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