【読書感想文】伊坂幸太郎 AX
みなさんこんにちは!
月の読書冊数、目標の8冊に対してまだ3冊しか読んでおらず必死に巻き返そうとしているげんだちょふです。
巻き返すには一気読みできる小説がふさわしいということで選んだのがこちらの伊坂幸太郎さんのAXでした。
伊坂さんの本にはいつも驚かされます。
まず伏線の貼り方がすごく巧妙です。
最初は「くだらないなぁ」と思うような話(それもスラスラ面白く読める)がいくつか展開されるのですが、
話が進むに連れてだんだん繋がってきて、最後に「そういうことだったのか!」とびっくりさせてくれる。
あと登場人物たちが淡々としているのも好きです。
普段大きな声とか出さなさそうな人たちの集まりです。
でもセリフの一つ一つがクスッと笑えるように書かれています。
このAXもそんな期待を裏切らないお話で、こちらの期待通り一気読みしちゃいました。
始めて伊坂幸太郎さんの本を読んだのは大学3年生の時でした。
げんだちょふ、小学校の時は読書が大好き!でした。
当時の理想の休日の過ごし方は「ソファーに寝転んで牛乳と共にチョコチップクッキーを食べながら本を読む」でした。
ちなみにチョコチップクッキーはこんなやつです。
一箱食べたらやばいのは分かっているけど結局食べちゃうタイプの箱入りクッキーです。 カロリー過多です。
それが中学校に入って部活やら塾やらで時間がなくなり本を読まなくなりました。
高校もそのまま。
大学生になってからは時間はあったはずなんですが
一度習慣がなくなってしまうと本を読む時間を作ろうとも思わなくなりました。
読書の習慣が復活したのは大学3年生の時。
その時就職活動でストレスがたまっていたのか、無性にお金が使いたくなりました。
ストレス解消ショッピングの定番といえば洋服ですが、
全く必要でない服を購入することは(自分の中で)無駄遣い認定されて後から後悔の念が押し寄せてきそうで気が引けます。
「あ、本なら無駄遣いにならへんやん!」
本を読むことは一般的に悪いことではなくむしろ大人に「本好きなの?偉いねぇ」ぐらい言われるお利口さんアイテム。
これなら買っても無駄遣いにならないんじゃない?ということで本を購入することにしました。
(よくよく考えたら大人に「本好きなの?偉いねぇ」って言われるのって
小学生かせいぜい中学生までですね。
大学生が読んでて「当然だろ!」とは言われても、「偉いねぇ」とはならなさそう。
読書していた小学生の頃の記憶から更新されていなかったようですね。)
そこで大学の生協で久々に買ったのが伊坂さんの「チルドレン」という本でした。
この本、表紙が可愛いですよね。
当時は伊坂さんの作風は全く知らなかったので、シンプルなジャケ買いでした。
チルドレンの話の内容は完璧に忘れました(!)が、それ以降、伊坂さんの文庫本(ハードは値段高いのと持ち運びが不便なのであまり買わない。)をかなり読んだので面白かったことは確かです。
そして読書習慣が復活し、今も大抵、常に何か読んでいる状態です。
文章自体が難しくないのと、ストーリーが魅力的なので読む力のリハビリにもちょうどよかったのかもしれません。
昔は本を読んでいたけど最近読んでないという方、伊坂さんの本いかがでしょうか。