【ドイツ・ベルリン】萌える!ベルリンフィルと楽器博物館

ベルリン・フィルの背中を鑑賞

ドイツベルリン旅行。この旅行の最大の目的はベルリンフィルのコンサートでした。

曲目

  •  リヒャルト シュトラウス / ドンファン
  •  ラヴェル / ピアノ協奏曲ト長調
  •  ブラームス / 交響曲第4番ホ短調

(コンサートの当日のプログラムはこちらのサイトからもご確認いただけます。)

「ん?これってもしかしてげんだちょふが6月にウィーンで訪れたウィーンフィルの演奏会とメインの曲(ブラームスの4番)が同じじゃん!」

とお気付きの方、正解です。

誰も覚えてないですよね。仮に覚えていた方がいらっしゃったとしても特にプレゼントはありません。

指揮者はおなじみのサイモン・ラトルさん。ソリストはチョ・ソンジンさんという韓国の若手ピアニストでした。

実はソリスト、元々は超有名中国人ピアニストラン・ランさんの予定だったのですが彼は腱鞘炎で療養中なんだそう。残念でした。

私たちもそうですが、ラン・ランさんのピアノを楽しみにしてこのコンサートのチケットを購入した人も多いはずです。有名ピアニストのピンチヒッターとして演奏するチョさんはさぞかし緊張しているだろうなと勝手に妄想しながら聴いておりました。

演奏はそんなことを微塵も感じさせない堂々としたものでした。

もちろん、オケも素晴らしかったです。(素晴らしくない時なんてないんだと思いますが)

ちょっとオーケストラが分かる人向けの話になりますが、この演奏会で1つ想定外だったことがありまして、、、

今回の演奏会、ヴィオラ(旦那さんの趣味)とオーボエ(げんだちょふの趣味)が見やすいように、座席を舞台に向かって左、下手側のバルコニー席で取っておりました。

ベルリン・フィル
座席から見た舞台(開演前)

開演時間になり、奏者の方々が舞台上に続々と登場。「わーいとうとう始まるよー」と思いながら眺めていると、ヴィオラの方々が我々に背を向けて座っていくではありませんか。

そう、ブラームスでありがちな対向配置。ヴィオラは下手側。旦那さん、ヴィオリスト達の背中を鑑賞。

見応えたっぷり 楽器博物館

さてさてこの演奏会の次の日、演奏会が開かれたフィルハーモニーのすぐ近くにある楽器博物館というところを訪れました。

いつも参考にしている日本人にとっておなじみのガイドブック、「地球の歩き方」には各観光名所のオススメ度が3段階評価(星の数)で表示されているのですが、この楽器博物館は星1つ。

つまり、(一般的には)時間があったら行ってもいいというレベルの場所です。

なんですが、旅行の計画を立てた時点でげんだちょふはここを「ベルリンで行きたい場所ナンバー1」に指定しました。

そして実際、この博物館が今回の旅で一番テンションが上がりました。

館内はそれほど広くないのですが、たくさんの古い楽器が展示してあり、オーディオを借りればその楽器の説明と演奏を聴くことができます

ベルリンの楽器博物館
館内の様子。所狭しと楽器が並びます。

まず目に入ってくるのは弦楽器たちです。こちらはクラシック知らない人も名前は聞いたことありそうな高級バイオリン、ストラディバリウスです。

ベルリンの楽器博物館
ストラディバリウス

オーディオで演奏を聴きましたが、げんだちょふの正直な感想は「なんとなく古い音がする。」です。

オケ歴はそれなりにあるのに価値がよく分からない。これじゃあ正月特番芸能人格付けチェックでGACKTに勝つことはできません。まだまだ修行が必要です

次に見つけたのは不思議なサイズ感のこちら

ミニミニバイオリン

めちゃめちゃ小さなバイオリン達。子供用の小さいバイオリンは楽器屋さんで見たことありますが、それとは明らかに形も違うし、肩に挟むところがなくて弾きにくそうです。残念ながらオーディオの音源はなかったので、どんな音が出るのかは謎です。

弦楽器に飽きてきたところで目に入ってきたのはこちらの木管楽器達。

ベルリンの楽器博物館
古い木管楽器達。


ベルリンの楽器博物館
こちらはほぼ今の楽器と変わらぬ姿。なぜか下段はトランペット。

古いクラリネット、オーボエ、フルート、、、昔のものは作りがシンプルで、まるで小学校で習うリコーダーの様でした。

シンプルであればあるほど複雑な楽譜を演奏するのは技術がいりそう。。。このリコーダーみたいなやつで演奏してたなんてすごすぎる。この子達が進化して今の楽器があるんですねぇ。ガラスにおでこの跡をつけそうな勢いで見入ってしまいました

リードもつけてあったのですがそれは当時のものではなくて最近のものをとりあえずつけただけのようでした。

あっっ金管楽器ももちろんありましたよ。

ベルリンの楽器博物館
装飾がやたらと施されたホルン

こちらはベルの内側に装飾の施されたホルンです。下のケースには管がたくさん入っています。よくわかりませんが、音程を変えるための管だと思われます。

展示してある金管楽器、ちょこちょこオーディオで演奏を聴くことができました。どれも「音が出るのか?」という見た目をしており、音を聞いても明らかに吹きにくそうでしたが(弦楽器は古くてもいい楽器がたくさんありますが、管楽器は古すぎると使い物にならないです。)それでもちゃんとした曲になっており、「やっぱり上手い人が吹くとどんな楽器でもちゃんと吹けるもんなんですね」と、演奏技術の方に気がいってしまいました。

というように色々見て回ると、あっという間に

2時間近く経過しておりました。これで6ユーロ(2017年11月時点で780円ぐらい)なんて、安い。

げんだちょふ
ベルリンに来たらまた ここに来たい。
えっっ?また来たとしても展示物が増えるわけじゃないし、何も変わらないと思うけど?
げんだちょふ
・・・せやな

とっても楽しい場所でしたがもう一度訪れることはなさそうです。

今回のブログ、(特に後半)音楽に興味のない人にとっては全く面白くない展開になってしまいました。趣味の話だとついつい・・・。

では、今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

だすびだーにゃ!

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