ロシア在住駐在妻のブログです。日常や旅行の話をゆるいイラストとともにご紹介しています。

【ドイツ・ミュンヘン】打楽器だったら私にもできるって思っていませんか?

2019/03/17
 
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みなさま、ずどらーすとびーちぇ!本日もご訪問いただきましてありがとうございます。

今日はミュンヘンで行った演奏会のお話です。

  • カレヴィ・アホ/打楽器とオーケストラのための協奏曲「Sieidi」
  • ドビュッシー/海
  • スクリャービン/交響曲第4番「法悦の詩」

独奏(パーカッション)マーティン・グラビンガー

指揮者 ポール・ダニエル

(演奏会の公式HPはこちら

今回のメインはパーカッションのコンチェルト(協奏曲)でした。

この曲のタイトルとなっている「Sieidi」という言葉の意味を調べたところ、サーミ人(スカンジナビア半島の北部に住む民族)にとって宗教的に特別で神聖な場所のことで、崖に大きな岩がどーんと置いてあるような場所のことみたいです。

これは演奏を聴いた後だからわかることなのですが、おそらくサーミ人の音楽(ヨイクというらしい)で使われるシャーマンドラムをイメージした曲なのではないかと思います。

とっても不思議な即興曲のようなコンチェルトでした。

打楽器協奏曲とは。打楽器が主役になることができるのか。

演奏会のプログラムと演奏中に「ゴホゴホ」と咳をしてしまう人のためののど飴。(どちらも無料。)こちらの飴、ミントが効いていてめちゃマズでした。。。

みなさんパーカッション(打楽器)と聞いて何を思い浮かべますか?大太鼓や小太鼓?鉄琴や木琴?トライアングル?タンバリン?

あんまりクラシックに馴染みがない人でもこれらの楽器は幼稚園のお遊戯会で演奏したり、小学校の音楽の授業で見たことがあるのではないでしょうか。

そう、今回聴いてきたのは太鼓や木琴・鉄琴が主役になった曲です。

はっきり言って演奏を聴くまで、どんなものか全く想像ができませんでした。

なぜなら(木琴、鉄琴は別として)太鼓はバイオリンみたいに音程(ドレミファソラシド)を持っていません。

どんどん

とか

ぽんぽんぽぽん

みたいな音しか出ません。

それが一瞬でもソロとしてオーケストラの主役になれるのか、とても疑問でした。

パーカッションが好きなんだなぁ。

舞台の中心、指揮者をぐるっと囲む形で所狭しとたくさんの種類の打楽器が配置されていました。

オーケストラのみなさんがフォーマルな燕尾服やワンピースを着ている中、舞台に登場したソリストの男性は黒の半袖Tシャツを着ていました。

いつものソリストさんは男性なら燕尾服、女性ならドレスを着ています。でも打楽器という楽器の特性上、腕周りが自由でないと演奏が難しいのでしょう。

その後、ソリストの演奏している姿を見て、「これは燕尾服では無理。」と納得しました。Tシャツという動きやすさ世界一である洋服を選んだのも頷けます。

そして最初の太鼓の音が鳴りました。その瞬間からぐぐぐ〜っと観客の人が音楽に吸い寄せられているのがわかりました。

始まってから終わるまであっという間でした。

終わった瞬間に観客からの大きな拍手がソリストに贈られました。

私の隣に座っていた地元民らしきおじいさんもしゃがれ気味の声で「ブラボー!」と絶賛です。(ドイツ語なので本当のところ何を言っているかはわかりませんが、絶賛しているとしか考えられませんでした。)

その後、アンコールとしてソリストがオーケストラのパーカッション奏者と共にパーカッションアンサンブルを演奏してくれました。

それが本当に楽しそうで見ているこっちも楽しくなりました。この人たちはパーカッションが本当に好きなんだろうなと。

純粋な中学生が集まって演奏しているみたいでした。(実際はおじさんとお呼びしても大丈夫そうな大人たちです。)

普段のオーケストラの中では出番が少なく、メロディーになることのないパーカッションの人たちです。きっと、舞台の中心になれて嬉しかったんじゃないかなぁ。

打楽器は誰にでも演奏できるって思っていませんか。

このブログを読んでいる方々の中に、「太鼓を叩くだけなら誰にでもできるんじゃないの?上手い下手ってあるの?」と思って人がいるかもしれません。

自信を持って言えます。上手い下手、あります。正直言うと、わたしも最近まではよく分かっていませんでした。

でもいつだったか聴きに行ったプロの演奏会で「トライアングルがうるさいなぁ」って思ったことがあったんです。音量がうるさいのではなく、なんとなくオーケストラの音楽からトライアングルの音だけが浮いて聴こえるんです。

「あぁ、これがトライアングルが下手ということか。」とその時初めて思いました。

確かに鳴らすだけなら幼稚園に通う子供にでもできてしまうトライアングルですが、上手な人は適切なタイミングで、その場面に合った音量と音色が出せるんですね。

オーケストラの中にいるトライアングルの人を指差して「あれだったら私もできる〜」と言うのは慎んだ方が良さそうです。

では、今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

だすびだーにゃ!

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Comment

  1. anim-k より:

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    難しいですよね〰。
    その昔、地元に吹奏楽団を恩師が作りまして、参加しましたら、小学校の時での吹奏楽部ではクラリネットだったのですが、楽器を持っていなかったため、【大太鼓】と指名を受け、やりましたが。。。難しくて挫折しました(汗)
    指揮者の次に重要なポスト。。。。荷が大きすぎました❗(^_^;)

  2. gendachev より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >anim-kさん
    >指揮者の次に重要なポスト
    実はそうなんですよね~
    ミスした時の影響力が大きいんですよね><

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