【フィンランド・ヘルシンキ】シベリウス家訪問

みなさま、ずどらーすとびーちぇ!本日もご訪問いただきましてありがとうございます。

げんだちょふの旅の定番有名作曲家さんへのご挨拶(という名の銅像・お墓・博物館巡り)のコーナーです。

今回はフィンランド出身のシベリウスさんのおうちに行ってまいりました。

フィンランディアとロシア

シベリウスさんの代表曲は交響詩フィンランディア。帝政ロシアの統治下にあったフィンランド大公国の苦しい時代に作曲された曲で、帝政ロシアは当時この曲を「フィンランド人の愛国心を表している」として演奏禁止にしたんだそう。そんな歴史があるのでロシアでは今もあんまり演奏されないのかと思ったらそうでもないらしい。わたしが習っているオーボエの先生は演奏したことあるらしく、「綺麗な曲だけど、難しいね!」という誰にでも言えそうなコメントを頂きました。わたしのロシア語力に合わせたコメントなだけかもしれないけど。

かわいらしい入場券

フィンランド シベリウスの家
アイノラの駅。人がいなくて、聞こえるのは鳥の鳴き声か葉っぱが擦れる音のみ。

シベリウスさんのお家はアイノラというヘルシンキから北へ40kmほどのところにあります。ヘルシンキ中心部から30分ほど電車に乗ります。電車は30分に1本しかないので、決して行きやすくはありません。駅を降りてからはさらに15分ほど歩きます。この日はわれわれの旅行の日にしては珍しく晴天で、歩いているとうっすら汗をかいてしまうほどでした。それでも空気が乾いているので日陰に入ると風がとっても涼しかったです。

チケットセンター兼カフェに到着し、(写真を撮り忘れましたが、これがまたちゃんとしたキレイな建物でした。)入場料を支払うとこんなシールをくれました。

フィンランド シベリウスの家
身の丈にあった入場券

これが入場券代わりなんだそう。訪れる人も少ないから日付と時間が印刷してあるような立派な入場券は必要ないんですね。ホテルに帰った後、捨てるのが忍びなくてスマホの充電器に貼りました。

こんなおうちに住みたい

フィンランド シベリウスの家
晴天だったので写真がキレイ

チケットセンターからちょっとだけ離れたところにある白い壁に赤い屋根のお家がシベリウスさんのお家です。早速お邪魔すると玄関わきでスタンバイしていた若いお兄さん2名が説明書きをくれます。「質問あれば聞いてね」ととってもフレンドリー。

フィンランド シベリウスの家
説明書きは多言語対応済み。

おうちの大きさは日本の一軒家より少し小さいぐらい。

フィンランド シベリウスの家
キレイな色の暖炉
フィンランド シベリウスの家
本がいっぱいの書斎
フィンランド シベリウスの家
サッパリした白いキッチン

本棚にいっぱい本があるように、ものがあることにはあるのですが、全体的にサッパリしていて、あまりゴテゴテしていません。ここ数年日本ではやっている「断捨離」「ミニマリスト」に通じるものがある気がします。こんな家に住みたいですね。特にキッチンはこんな感じで小さめの白いキッチンが理想です。

フィンランド シベリウスの家
サウナ小屋とげんだちょふ

家はそれほど大きくないのですがお庭がとっても広く、離れたところにサウナ用の小屋(というとなんだか貧乏くさいですが、日本語で小屋以外に思いつかない。)がありました。

フィンランド シベリウスの家
お墓もシンプル

また、敷地内にはシベリウスさんのお墓もあります。正方形の石に名前が書かれただけのどシンプルなお墓です。(右下に可愛い字体で書かれているのは奥さまの名前)素敵です。

家のどこを見ても「うわぁ、ステキ!」と思えるシベリウスさんのお宅でございました。北欧デザインにハマる人の気持ちが少しだけわかった気がします。

おまけ

シベリウス公園
シベリウス公園こちらのデザインは、うーん。

シベリウス関連の観光スポットとしてアイノラの他にシベリウス公園があります。こちらはヘルシンキ中心部からバスで10分ほどのところにあり、比較的行きやすいです。

上の写真はこのシベリウス公園にあるシベリウスのモニュメント。こちらのデザインは結構独特です。ちょうどわたしたちが訪れた時に団体ツアーの人たちがいました。(写真のおじいさんはその中の1人。)ツアーコンダクターの人によればシベリウスの奥さんはこのモニュメントを見て『本物と違って髪の毛があって素敵ね』と言ったんだそうですよ。(このモニュメントはシベリウスがなくなった10年後に作られました。)

では、今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました! だすびだーにゃ!

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