【オーストリア・ウィーン】オペラ鑑賞 魔笛
みなさま、ずどらーすとびーちぇ!
本日もご訪問いただきましてありがとうございます。
モーツアルトのオペラ「魔笛」をウィーン国立歌劇場で鑑賞しました。
魔笛は序曲をオーケストラで演奏したことはあったものの、オペラを見るのは今回が初めてでした。あらすじを一言でざっくりいうと、「王子タミーノが鳥刺しという職業のパパゲーノと一緒に、悪魔ザラストロに捕らえられたお姫さまパミーナを救出しにいく」とうお話です。(実際はもっと複雑なお話です。詳しくはwikipediaでご確認ください。)
今回のオペラは演出がものすーっごく印象的でした。もっとも印象的だった演出をご紹介したいと思います。
こわい人たちがチュチュを着て踊り出す
ザラストロの奴隷であるモノスタトスたちにつかまりそうになった鳥刺しのパパゲーノとお姫さまパミーナが間一髪で難を逃れるシーン。モノスタトスたちがパパゲーノの魔法の鈴の音色を聴くとたちまち踊りだしてどこかに行ってしまう、というなんともメルヘンなストーリーです。パパゲーノたちを捕まえようとするモノスタトスたちは背中に「警察」と書かれたジャケットをはおりものものしい雰囲気なのですが、パパゲーノの魔法の鈴を聴くとなんと空気が一変、バレエのチュチュで踊りだすのです。そのダンスも片足をあげたりくるくる回ったり、バレエのマネをするこどものような踊り。
この動画でもそうですが、モノスタトスたちがジャケットを脱いだ途端に会場はどよめきと笑いに包まれました。
ちなみにキラキラしてかわいらしい魔法の鈴の音は鍵盤付グロッケンシュピールという小さいピアノのような楽器で演奏されていたのですが、指揮者のアダム・フィッシャーさんが弾き振り(自分も楽器を演奏しながら指揮をすること)をされていました。
ほかにもこだわりの演出がたくさん
これ以外にも最初から最後まで、下記のようなあっと驚く面白い演出が仕込まれていました。
- 鳥刺しパパゲーノの登場シーンで使われていたハトが本物で、カゴから出てくるんじゃないかとハラハラした。
- 王子タミーノが魔法の笛を吹くと現れた動物たち(ダチョウ・カバ・クマなど)がリアル過ぎて観客から笑いが漏れていた。(トップ画像のパンフレットのクマ参照)
- 夜の女王の怒りを炎を使って表現しており、迫力を感じた。
お話の内容がそれほど難しくないためか、会場にはお子さんがけっこうな割合で入っていました。こんなに楽しい演出なら、こどもさんも飽きずに楽しく観ることができそうです。
もちろん有名な夜の女王のアリアやウィーン少年合唱団の子たちが演じる3人の童子など、歌声も素晴らしかったです。夜の女王のアリア、帰り道に夫と2人で真似してみようとしましたが、一瞬で声が枯れそうになったのでやめました。あんなに高い声があの声量で出るなんて信じられない。。。
では、今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
だすびだーにゃ!