【ドイツドレスデン】シュターツカペレドレスデンのジルベスター。演奏会と洋服の話。

みなさま、ずどらーすとびーちぇ!

本日もご訪問いただきましてありがとうございます。

ロシアはクリスマス(1月8日)も終わり、通常営業感を取り戻しつつあります。今日からしばらくは年末年始の旅行について書きたいと思います。年末年始はどどーんと3カ国5都市を旅行してきました。

3カ国5都市とは、

  • ドイツ
    • ドレスデン、ベルリン
  • チェコ
    • プラハ、チェスキークルムロフ
  • オーストリア
    • ウィーン

です。

 

いつも、「旅行といえば演奏会」なげんだちょふ夫妻ですが、今回も主目的は演奏会です。モスクワに滞在した前後の移動もを合わせると10泊11日という旅程でしたが、演奏会に行ったのはそのうち5回でした。だいたい2日に1回は演奏会に行ったことになります。

去年までは年末といえば紅白歌合戦を鑑賞し、ゴールデンボンバーの芸を「もはや年末の定番だよね」と笑い、石川さゆりの天城越えで「やっぱり日本の心は演歌だよね」と自分の中に根付く民族としての音楽を再確認していたのに。ここ数年は副音声の西川貴教さんの暴走っぷりを見て大はしゃぎしていたのに。(西川さんは本当に歌が上手だと思います。)と、日本の紅白が忘れられないげんだちょふでありましたが、今しかできないヨーロッパの年越しを思いっきり体験すべく行ってまいりました。

今日はまず最初に訪れたドレスデンのお話をしたいと思います。

 

ドレスデンでジルベスターコンサート。でもジルベスターって何?

モスクワからベルリンまでは飛行機で3時間程度。ベルリンからドレスデンまでは特急電車で移動しました。ドレスデンを訪れたのは、シュターツカペレドレスデンという噛みそうな名前をしたオーケストラのジルベスターコンサートを聴くためでした。

「ジルベスターコンサート」とは年末に行われる演奏会のことを指します。普段の定期コンサートとの違いは、

  • どことなくお祭り的な雰囲気
  • 曲目はシンフォニーではなく短い華やかな曲をたくさん演奏することが多い
  • チケットのお値段も通常に比べてお祭り価格=高額

といった感じで、とにかく定期コンサートより演奏する側も聴きにくる側も気合が入ったコンサートです。

ヨーロッパではこのような年末のジルベスターコンサート、新年のニューイヤーコンサートが各地で行われており、年末年始の風物詩的な存在のようです。日本では年末にベートーベンの第9番をよく演奏していますが、あれは日本だけの謎の文化です。(それはそれで、一般の人が歌で参加できるものもあったりしてとっても良い文化だと思います。)

げんだちょふも旦那さんもこの特別なジルベスターコンサートに行くのは初めてのことで、どんなもんかとワクワクしておりました。

 

事件です。ズボン忘れました。

ドレスデンのホテルにチェックインし、さて、着替えて演奏会に行きましょうと準備を始めたところ、旦那さんから一言。

「演奏会用の洋服を持ってくるのを忘れた。」

旦那さん、演奏会には襟付きのシャツ+黒いズボンでいつも挑んでいるのですが、その黒いズボンを家に置いて来てしまったと、、、

クラシックのコンサート、大概の場合は男性は襟付きのシャツ+ジーンズ以外のズボンであれば特に問題ありません。また、聴きに来ている人の中にはジーンズ姿の若者もままいるのでジーンズで行ってはダメ、というものでもありません。

ですが、今回訪れるジルベスターコンサートは年末年始の特別な演奏会であり、みなさん気合を入れた格好をしてくることが予想されます。

ど、どうしよう、、、

かなりショックを受けたのですが、この時は買いに行く時間もなく、仕方なく覚悟を決めて今履いているジーンズで演奏会に行くことにします。

 

やっぱりみんな華やか!ジルベスターコンサート。

ゼンパーオーパー

(決死の覚悟で会場(ゼンパーオーパー)に向かうげんだちょふ)

会場に向かう途中、同じくジルベスターに向かっていると思われる方々に遭遇しますが、みなさんコートの下はきちんとした格好をされている様子。そして会場についてもやはり、地元民と思われる紳士淑女のみなさま、女性は綺麗なドレスかワンピース、男性はほとんどの方がスーツにネクタイ、中には蝶ネクタイをしている方も。そんな中ジーンズ姿の旦那さん。

う、浮いている、、、

唯一の救いは襟付きのシャツは持って来ていたことですね。座ってしまえばジーンズは見えないので大きな問題にはならない(はず)です。日本人の方も何人か見かけましたが、みなさんきちんとした格好をされていました。

すみません。本当に。でもしょうがないんです。忘れることだってあるじゃない。人間だもの。

 

演奏会にきちんとした服装で行く意味。

ジルベスターコンサート

(立派な舞台。左上にはクラシックではあまり登場しないドラムセットも。)

服装を間違えると何が悪いかって演奏を心から楽しめないことですね。周りからどう見られるか全く気にしない人なら大丈夫だと思いますが、周囲の目が気になると集中して音楽を楽しめません。(逆に周りの目が全く気にならない人であればどんな格好をして行っても大丈夫だと思います。)

げんだちょふ夫妻、翌日もベルリンフィルのジルベスターコンサートを控えていたので、「とにかく明日の演奏会までにズボンを買おう」と心に誓うのですが、皮肉な運命が待ち受けています。

【ドイツベルリン】再び決死の覚悟でジルベスターへ。

では、今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

だすびだーにゃ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です