【読書感想文】小倉 広「もしアドラーが上司だったら」

アドラー関連の本で「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」をご紹介しました。

これでアドラー心理学が気になり始めてから何冊かアドラー関連の本を購入しました。その中でおすすめの本が「もしアドラーが上司だったら」という本です。

具体的なアクションが分かる「もしアドラーが上司だったら」

こちらの本がおすすめである理由は、アクションが具体的でわかりやすいから。

本の内容としては、

ある会社に努めている若手社員の青年。ある日アドラー心理学的な考えをもつ上司、ドラさんと出会う。会社や日常の中で発生する青年の悩み(仕事をやりたくないと悩んだり、取引先を怒らせたり・・・)に対し、ドラさんはアドラー流の考え方や対処法を伝える。その教えを通して青年が成長していく。

というものです。

わたしがこの本でいいな、と思ったのは、現在会社に勤めている人にとって「あるある」な悩みを扱っていること。そしてそれに対する具体的なアクションが書かれていることです。最初から順番に読まずとも、自分自身の悩みの部分だけを読んでみても学びがあるはずです。

また、各章の最後に「宿題」という形で「〇〇をやってみよう」というワークがついているので、読者が次のアクションを起こしやすい構成になっています。わたしは本を読んで理解しても、なかなか次の行動に結びつかないことがほとんどです。でもこのワークを1週間に1つずつという形でも実行していけば、ちょっとずつアドラー的な考え方を自分のものにできそうです。

わたしがやっている具体的なアクション。できたことをノートに書くだけ。

ということでワークにあった「できたことに注目する」を実行しようと、具体的なアクションをはじめました。それは「できたことノート」。毎日できたことを日記風にノートに書くという、ただそれだけです。

なんでできたことに注目するのが大切なのかを簡単に説明します。

例えば「毎朝6時に起きる」という目標を持ったとします。それが週に3日はできたけど、4日はできなかった。そんな時に「なんでこんなこともできないんだ・・・」と、できていないところに目を向けるのは、自分で自分のモチベーションを下げている状態。自らやる気を削いでいるんです。逆にできたことに目を向け、「先週までは朝寝坊ばっかりだったけど、今週は3回も早起きすることができた!」と考えてみます。すると、自分で自分を勇気づけることができます。

できなかったところに着目して自分のやる気を削ぐより、できているところに注目してモチベーションを上げた方が最終的なゴールへ早く近づけるはずです。(詳しくは本を読めばわかります・・・!)

できたことノートには、朝起きて歯磨きできた、とか、晩ごはんちゃんと作れたとか、ブログ更新できたとか・・・。本当に大したことないことでも、なんでも書いてます。なんだかんだ1ヶ月ほど続いています。寝る前に書いているのですが、小さなことでも並べると「意外といろんなことをやっているなぁ」と感じることができて、少しいい気分で眠りにつくことができます。

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