【絵日記】ロシアの春。頭上も足元もお気をつけて。

3月も終わりに近づいてきました。日本ではぼちぼち桜が咲いているようですね。ロシアにもゆっくりですが確実に春が近づいています。げんだちょふにとってはロシアで迎える2回目の春です。

「もうロシアも春なの?」という声が聞こえてきそうですが、2月の後半ごろには春を祝うお祭りマースレニッツアが始まり、3月1日になると外が雪だろうと「今日から春だね」と喜びを分かち合います。ということで暦の上では春なんだそうです。(去年、夫の会社の人に「3月1日は春の初日だよ!」と言われたときにはびっくりしました。)

もちろん暦の上では、という話であって、実際にはまだ冬用のコートが必須ですし、雪がふる日もあります。しかし、太陽から降り注ぐ日差しの強さが増しているのは感じますし、それによって降り積もって固くなっていた雪もだいぶ溶けてきました。

日本にいた時も春は嬉しいものでしたが、ロシアの長くて寒かった冬からの開放感はそれとは比べ物になりません。なんかこう、心の底から喜びが湧き出る感じです。本当に。

でもこの時期ならではの嫌なこともあります。

雪解け水で水浸し

春のこの時期は雪解け水で道路が水浸しになります。歩道もこんなかんじです。

歩きにくいことこの上なし。前を見ながら歩いてうっかり足を突っ込んでしまうという経験を何回したことか。今ではだいぶ慣れて「常に水浸しになっていないところを探しながら歩く」というスキルが身につきました。

しかし中には歩道の右から左まで全部水浸しになっている道路もあります。その場合はしょうがないので自ら水たまりの中に足を踏み入れ、せいぜい水を散らさないように注意しながらゆっくりと進むしかありません。

そして絵日記に描いたように、信号待ちをしていると通りかかった車に大量の水をかけられるというハプニングに見舞われたこともあります。それ以降は車道から離れたところに待機するようになりました。

建物の上から雪など

足元だけでなく頭上も油断なりません。建物の上から溶けた雪がドボドボと落ちてくることがあるんです。雪ならまだいいのですが、つららだったり、固まってもはや氷となった雪が落ちてくることもあります。

本当に危険な場合は建物の周りにテープで簡易の柵が設置され、近づけないようになっていることも。

そんな春先ですが、困難があるからこそ夏がやってくればその喜びもひとしお。圧倒的に過ごしやすい夏を首を長くしてまっているげんだちょふなのでした。

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