ロシア在住駐在妻のブログです。日常や旅行の話をゆるいイラストとともにご紹介しています。

【読書感想文】原田マハ 本日はお日柄もよく

2019/07/12
 
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仕事の世界を教えてくれる小説

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主人公の二ノ宮こと葉は製菓会社に務める若手OL。幼なじみの結婚式で久遠久美のスピーチを聴き感銘をうけたこと葉は、近々予定している友人の結婚式のスピーチを依頼するために彼女のところを訪れますが、スピーチライターの才能があると久美に見出され、そのままスピーチライターの世界に足を踏み入れることになります。後半は政治の世界に踏み出すことになった幼なじみをスピーチライターとしてサポートすることに。

この小説がわたしに教えてくれたのはスピーチライターという仕事の世界でした。

この物語から知ることのできるスピーチライターという仕事は、言葉の1つ1つを緻密に検討し、聴衆の心に響くメッセージを作りあげる、裏方ではあるけど魅力的なお仕事です。もちろんこの本で見せてくれる世界がスピーチライターの全てではないとは思いますが、これまでスピーチライターという職業そのものを知らなかった私としては「こんな風に言葉と向き合っている人たちがいるんだ」「言葉は選び方や並べ方でこんなにもパワーを持つものなんだ」という発見の連続でした。

政治に興味をもつきっかけに

小説の後半では政治家という仕事についても垣間見せてくれます。私にとって政治家という人物はテレビの中の人だったり、駅前で大きな音で演説をしている人だったり、身近な人物ではありませんでした。でもこの小説の中の政治家はそうではなく、私と同じ1人の人間でした。家族がいて、友達もいて、自分がいかに当選するかではなく、どうやって自分も含めた市民の生活を変えられるかを懸命に考えていました。

前回読んだ総理の夫に出てくる政治家たちもそうでしたが、この「本日はお日柄もよく」で出てくる人たちは、自分の地位だけでなく自分も含めた市民について考えてくれる、信頼できる人たちです。市民が思う、理想の政治家の姿が描かれています。

もちろん現実の政治家の方たちはそういう方だけではないと思います。でも、そんな彼らも普通の人間であることには変わりがないはずです。

なかなか政治に興味が持てない人や、これから有権者になる高校生が読めば、政治や政治家の人となりに興味をもつきっかけとなるかもしれません。

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