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【読書感想文】スーザン・ケイン 内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える

 
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今年、「内向型」というキーワード関連の本をいくつか読みました。その中で最も読み応えがあって、納得感があったのがこちらの一冊でした。

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講談社
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内向型といえばこの人って感じの、スーザン・ケインさんの著書「内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える」です。TEDにも出演されています。

内向型はそのままで輝ける

この本の良いところは、きちんとした研究に基づいて論じられていることです。そして、最初から最後まで「内向型の人は、そのままでいいんですよ」と述べられています。

世間(この本ではとくにアメリカ)のビジネスシーンでは、外向型の人材がよしとされる風潮があります。人前で堂々とプレゼンができ、会議では発言も多く議論を積極的に行い、パーティーに出席したら多くの人と会話して人脈を広げる、そんな人が求められている。

そんな世間の目の中で、内向型の人は「もっと積極的にならなければ!」と焦ったり、本人ではなく周りの人が「ほら、もっと外に出ていかないと!」とけしかけたりします。

しかし、外向型の方が有利と思われているところでも、内向型の方がじつは良い結果を招くことがあるそうです。例えばリーダー。経営者も深く考えられる内向型の方がいいという結果もあるそうです。

自分が少しでも「内向型かも」と思う人は、読んでみると勇気がもらえると思います。

人間はグラデーション

この本は人間を大きく内向型・外向型に分けているわけですが、Aさんは外向型、Bさんは内向型、とすべての人をはっきりと区別できるわけではありません。本書には内向型はこんな人、という例が出てきますが、全てに当てはまる人という人もいれば、大体当てはまるけど部分的に当てはまらない、半分ぐらいは当てはまるかも・・・と、「自分は内向型」と思っている人でも、当てはまる程度は人それぞれだと思います。人間は白黒じゃなくて、グラデーションなんですよね。

これはいろんな分野でも言えることだと思います。まず思い出したのが沖田×華さんの「はざまのコドモ」で登場した知的ボーダーの男の子です。特別支援学級に行くほどではないけど、一般の学級に入るにはちょっと厳しいという子のお話。

もう一つ思い出したのが、最近みていた「きのう何食べた?」というドラマです。

この中で西島さんが演じる史郎さんは、ゲイの友人に「ゲイっぽくない」と言われます。多くのゲイが「いかに隠すか」で悩むのに対して、史郎さんは「見た目がゲイっぽくないがゆえに周りに気づかれにくい、カミングアウトしにくい」という悩みがあり「マイノリティの中の更にマイノリティ」であると指摘されます。

グラデーションであるがゆえに、それぞれがそれぞれの生き辛さを感じながら生活している、と考えると、外から見て「あの人はこう」と判断するのはすごく難しいことなんだなと考えさせられます。

kindle unlimitedで読める内向型関連の本

他にも何冊か内向型関連の本を読んだので、一言ずつご紹介。全てkindle unlimitedで読めます。

内向型を強みにする

内向型人間とはどんな人?周りと上手く付き合うには?快適に過ごすには?上記のスーザン・ケインさんの本と比べ、難しい話を省きつつ具体的なライフハックが書かれています。

もう内向型は組織で働かなくていい

自身が内向型である堤ゆかりさんの本。内向型✕日本での働き方について書かれています。アメリカの話じゃ自分からは遠すぎる・・・という人には良いかも。

内向型の生き方戦略―「社会から出て、境地を開拓する」という生き方提案

こちらの本の特徴は、外向型を社会維持型、内向型を境地開拓型と再定義していることです。ちょっと「?」というところはありましたが、ちょっと他の本とは観点が違っておもしろいです。

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はざまのコドモについても書いてます

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