幸せな人生に必要なのは自分の意見だった【読書感想文】ちきりん/自分の意見で生きていこう

みなさんは自分の人生、自信を持って「幸せだ!」って言えますか?言えないとしたらなんででしょう?

それは、自分の人生に対して「自分の意見」がないからです。

「は?自分の意見?」「自分の意見なんて、テレビ番組のコメンテーターが持っていればいいものでは?」「仕事では必要かもしれないけど、自分の人生に必要って大げさだね〜 。」そう思いました?

いやいや、違う!今の時代を生きるわたしたち、自分の意見を持ってないと一生幸せになれない、と言っても過言ではないのです。

この記事ではちきりんさんの著書「自分の意見で生きていこう」に寄せて、自分の意見がないと自分の人生が生きられない理由についてお伝えします。

幸せな人生のモデルがない時代になった

わたしは今、夫と子どもが一人います。フリーランスとして仕事もやっています。

この状態になるまでに、さまざまな選択肢がありました。結婚するのか。子どもを産むのか。専業主婦になるのか働くのか。働くなら会社員になるのかフリーランスをするのか。

もちろん、これら以外にもたくさんの選択肢がありました。これを読んでいるみなさんも、これまでの人生にたくさんの選択肢があったのではないでしょうか。そして人生の帰路とも言えるそれらの選択肢の前に立っとき、悩みながらも自分が幸せになれそうな方へ進んできたのではないかと思います。

これが30年前だったらどうでしょう。「女性なら結婚して子どもを産んで専業主婦になる」っていうのが圧倒的に多数で、それが幸せですよねっていう通念がありました。男性なら大学に行って安定した大きな会社に就職するっていうのがエリートコースでしたよね。つまり、「幸せへの道っていうのはだいたいこんなものだよね〜」「成功ってこういうことだよね〜」「勝ち組の生活ってこんな感じだよね〜」っていうのがあったんです。

でも今は違います。結婚してもしなくてもいい。子どもはいてもいなくてもいい。専業主婦でも共働きでもいい。会社員でもフリーランスでもいい。たっくさんの選択肢があります。

こういう世の中を生き抜くための条件はなんだと思いますか?答えは、「どっちに行ったほうが自分にとって幸せなのか、自分でわかっている」ことです。これが分かってないと選択できません。

つまり、幸せの見本がない時代に生きる私たちは、自分で自分の人生を決められるだけの思考、つまり自分の意見を持っていないと、人生の方向性を決められないわけです。

自分の意見がないと人と自分を比べてしんどくなる

自分の意見がない人はどうなるのでしょう。

自分と人を比べてしんどくなります。

Facebookで友人の結婚報告をみては「わたしも結婚したほうがいいのかな〜」とか思い、結婚相談所のホームページを見た入りするけど、結局は入会しない。

同期が転職したと聞けば「わたしも転職を考えたほうがいいのかな〜」と思い、転職サイトを見てみるけど、結局何もしない。

子どもの写真ばかりを投稿しているインスタグラムをみては「子供ばっかり乗せてんじゃねーよ!」と半ばキレ気味になる。

これ、しんどくないですか?こんな状態がなぜ発生するかって、「自分の幸せは何か」分かってないから発生するのです。「あの人にとっての幸せの形はこうなんだ。でも自分は違う。だってわたしはこれが好きなんだもん。」という、他の人とは違う自分の意見が確立されていないと、自分にないものを持っている人を見て苦しくなってしまうのです。

自分にとっての幸せが結婚することにあるんだったら、それに向かっていけばいい。自分にとっての幸せが今の職場にないんだったら情報収集をすればいい。自分にとっての幸せがどこにあるのかを知るためには、「わたしにとってはこれが最高なんだ」という自分の意見を持ち、かつ、それが他人の意見とは異なっていることに気づけないとダメなのです。

ちきりん 自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ

この文章はこちらの本を読んで書きました。自分の意見を持つべき理由や、自分の意見を持つ方法がかなりわかりやすく書いてあります。

今を生きる人に読んでほしい。あなたが、あなただけの人生を生きるための必読書です。

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他にもちきりんさんの本の感想を書いています。