げんだちょふのゆる日記(2020年2月3日〜9日)

2月3日(月)よく食べてよく寝ましょう

マスクが品切れらしいですね。うちの近所のドラッグストアも、ここのところ品切れです。

なんで急にみんながマスクを買うのか。不安だからか。どれくらいの期間流行るのか、どれくらい危険なのかよく分からない病気が流行ってるって聞いたらまぁ不安になりますよね。とりあえず予防するためにマスク買っちゃう。

中には転売目的で購入している人もいるようです。メルカリを「マスク」で検索したらすごい金額のマスクが現れます。「こんな値段で誰が買うんだよ」って思うんですけど、中には売れているものもあったりしてびっくり。

個人的にはマスクよりも、よく食べてよく寝て免疫をつけておくことの方が大事だと思ってます。

2月4日(火)生まれ変わる

うちのキッチンには魚焼きグリルがあります。しかし、全くと行っていいほど使っていません。なぜなら、洗うのが面倒だから。

掃除機が自らの意思で動くようになったり、洗濯したら乾燥までやってくれちゃったり、あらゆる家電が進化していく中で、あいつだけは本当に何十年も前から進化してない気がしてなりません。ずっと、フライパンより何倍も洗いにくい形状してます。その代わりにフライパンで簡単に魚が焼けるアルミホイルなるものが登場して、もう、あいつがこの世に存在している意味はほぼなくなった、そう思っていました。

ですが、ここにきて「魚焼きグリル」ではなく、「芋焼きグリル」としての有用性を発見しました。

げんだちょふは「干し 芋子(ほし いもこ)」と夫に呼ばれるぐらい、干し芋が好きです。それと同じぐらい、焼き芋も好きです。なぜなら、「ケーキと同じぐらい甘い上にケーキ以上に食べごたえがあるが、さつまいもはあくまで野菜であるので罪悪感がない」からです。甘いものがやめられないげんだちょふにとって焼き芋は、罪悪感なく甘いものを楽しませてくれる救世主なのです。

ロシアにいた頃は日本に一時帰国する度に干し芋をいくつも購入し、ロシアに持ち込んでいました。ロシアでもたまにさつまいもは見かけましたが、日本とは品種が違うのか、焼いても煮ても日本のような「スイーツ」風に仕上がることはありませんでした。しかし日本に帰ってきた今、スーパーやコンビニに行けばいつでも干し芋を食すことができます。

ある日スーパーで買い物していたげんだちょふは安くなったさつまいもを発見。焼き芋を家で作ろうと考えました。実家では「ストーブの上に置きっぱなしにする」という方法で焼き芋を作っていたのですが、うちにはストーブはありません。一人暮らし時代には電子レンジで温めて食べたりしていましたが、あれは蒸し芋であって、焼き芋ではありません。

何か他にいい方法はないのか。ネットで検索していると、「魚焼きグリルで作るとおいしく焼ける」という情報を発見しました。(詳しい作り方は「焼き芋 魚焼きグリル」で検索してみてください。簡単に、ホクホクしっとりの焼き芋ができます。)

これが芋をグリルに入れて30〜40分放置するだけで、ホクホクでしっとりした焼き芋が出来上がります。お手軽。げんだちょふの気持ちもホクホクです。

同じ方法でじゃがいもや根菜を焼いても美味しそうです。野菜類だと油もないし、臭いもそんなにないから、掃除も魚を焼いたときほど手間ではありません。

これから我が家のあいつは「魚焼きグリル」ではなく「芋ならびに野菜焼きグリル」としての使命を与えられ、生きていくことになりました。

2月5日(水)バターロールではない

雪&風で外に出られない(というか出たくない)ので、パンを焼いてみることにしました。

うちにはパン焼き機があります。こいつは結婚した当初に妹に結婚お祝いとしてプレゼントしてもらったものです。ロシアでは電圧が違うので使えませんでした。なので、ロシアにいた2年半は実家に預けてられておりました。そしてこの度めでたく、わたしの手元に戻ってきたのであります。

この日まで、このパン焼き機で焼いてきたのはシンプルな食パンばかりでした。パン焼き機購入時に付属していたレシピ本をみながら材料を投入、メニューを選んでスイッチをポンとするだけで、数時間後には焼きたての食パンが出来上がるのです。その本には食パンだけではなく、チョコチップの入ったパンやクロワッサン、おしゃれなシナモンロールまで、いくつものメニューが掲載されていました。しかしそのちょっと手の込んだパンを焼く為には、途中で具を投入したり、こねた生地を取りだして自らの手で成形しなければならなかったり、スイッチを押せば完了というわけにはいかなかったのです。

パンを手作りしている人たちからすれば、パン焼き機が生地をこねてくれるだけでありがたいのかもしれませんが、入り口が「パン焼き機に全てやってもらう」だったげんだちょふからすれば、「材料を投入してからパンが焼けるまでの間になにかをする」のは面倒なことなのです。

ただ、いろんなメニューに対応する能力をもってこの世に生まれてきたパン焼き機なのに、うちにやってきたがばかりにその能力を発揮する機会がないのはしのびない。時間のあるときに一度でいいから食パン以外のメニューを使ってあげよう。

そう、今日がそのチャンスなのです。

げんだちょふがこの日挑戦するのは定番の「バターロール」。まずいつものようにメニュー本指定の材料をパン焼き機に投入して、メニューを選択します。いつもの「4番」ではなく、「20番」というかなり後半のナンバリングを選択します。

1時間ほどするとパン焼き機からお呼び出しがかかります。生地を取りだし、分割して丸め、数十分休ませる。このあとバターロールなので、ロール状に成形する工程があります。レシピ本によれば「生地を薄くして丸める」ということなのですが、この部分がよくわかりません。便利な世の中、ネットで検索すればわかりやすい動画がすぐに出てくるんでしょうけど、調べるのが面倒なのでバターロールではなく、バター味の丸いパンを作るということで方針を転換しました。

その後は丸いまま発酵させて(これも発酵させる機械などないので適当。)、本当は照りをつけるために卵黄を刷毛で塗るのですが、卵も刷毛もないのでその省略。そのままオーブンで焼きます。

完成した姿は当初目指していたバターロールとは似ても似つかぬものでしたが、とりあえず「食パン以外のメニューを使った」とこに満足したのでした。

右上はヤロスラブリのマグカップ

2月6日(木)早春

この日は雪。寒いけど、梅が咲いていました。春を感じます。

2月7日(金)今読んでいる本

本谷有希子さんの異類婚姻譚を読んでいます。

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講談社
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まだ途中までしか読んでいないけど、いい意味で気持ち悪くて、その気持ち悪さに共感してしまう自分にギョッとする、そんな本です。

この本は読み終わったら感想文書きたい。

2月8日(土)夫の修行

土日のどちらかに夫婦揃って買い出しに行くのがヤロスラブリにいる頃からの定番になっています。ヤロスラブリにいた頃は市場へ行っていたのですが、今は普通のスーパーです。

重たい野菜はすべて夫のリュックサックへ放り込むので、夫はこれを「修行」と呼んでいます。玉ねぎ、じゃがいも、人参、白菜、りんご、飲み物なんかも買ので、トータルで10kgぐらいにはなっていそうです。

夫はこの他に「マイル修行」もしています。これは航空会社のマイルを貯めてその特典を享受することを目的としたものだそうで、この修業にいかに励むか(=いかに効率よくマイルを貯めるか)について熟知した「マイラー」なる人々がこの世に存在し、彼らはその熟練の技をブログ等で公開してくださっているらしく、夫はそれを参考にしながら、日々の買い物でできるだけマイルを貯めるよう鍛錬を積んでいるのであります。

げんだちょふがこの彼の修業を無視する形で買い物した場合(マイルが貯まらないカードで買い物してしまった等)、「もうっ」とため息をつかれ、次回より改めることを命じられます。

2月9日(日)我々の進化

知人のお手伝いで、動画編集をやってみました。編集と言っても、オープニングとエンディングに画像をつけ、本編の無駄な部分(音声がないとか)をちょっとトリミングするぐらいなものなんですが、なんせ初めてやるのでできるかどうかちょっと心配しつつ、「脳の老化予防にもなるしイイよね」と自分を励ましながらトライ。

いやー、普通にできちゃいました!進化を感じました。自分ではなく、ツールのね。MacやiPhoneに付いているiMovieというソフトを使ったのですが、上記のことするぐらいだったら超簡単にできちゃいました。

自分たちが結婚した頃は、結婚式で流すムービーを作るのはすごく大変だった気がする(だから高いお金を払って業者に頼んだ)のですが、これくらい簡単だったら、自分でそれなりのクオリティのものができちゃいそうです。

ソフトの使い方も、YouTubeでいろんな人が分かりやすく解説をしてくれていて、ほんと、30分もあれば無料で基本が学べちゃいます。すごい世の中になったもんや。

ちなみにわたしが動画編集をしている間、夫は料理教室の無料体験へ行き、パンとスープを作り、入会して帰ってきました。

パンを一個くれた。おいしかった。

お互い、何かしらの進化を遂げた、充実した日曜でした。