引かれるぐらい持ち物が少ないことが判明したので、自分の断捨離歴を振り返ってみる

海外駐在経験者の人たちに「海外引越しを船便なしで航空便だけでやった」っていう話をしたら、かなり驚かれました。(というか、引いてた。)

これ、海外引越し経験のない人には分かりづらいと思うのですが説明してみると、海外引越をする時、ほとんどの人は荷物を送るのに「届くのが早いけど料金が高い航空便」と「届くのが遅いけど安価な船便」を併用するんです。なぜなら航空便だけにすると莫大な料金がかかるからです。海外駐在だと会社の決まりで、「航空便はこの量まで、残りは船便」と、決まりのあるところがほとんどだと思います。わたしの夫の会社もそうでした。

でも、わたしたち夫婦は2人分の荷物を、行きも帰りも航空便だけで送ることができたのです。

これがとても珍しいことだという自覚はあったのですが、とは言うものの、「子なしの夫婦2人だったらそういう人もそこそこいるんじゃないの?」と思ってたのです。

でも今日のみなさんの反応を見て「あ・・・本当に珍しいんだ・・・」って自覚しました。

なので、今日は記念に(?)わたしの断捨離歴を振り返ってみたいと思います。

わたしの捨て活歴

わたしが「捨て」に目覚めたのは、20代半ば。ゆるりまいさんの「わたしのウチには、なんにもない。」を読んだことがきっかけでした。

この本の中にゆるりさんの家の写真があるのですが、ほんとに何にもなくってガラーンとしていて、それに衝撃を受けたんですよね。同時に「こんな家に住みたい」って思ったんです。でもその本を読んですぐには行動に移しませんでした。よくある「読んで満足して終わり」ってやつです。

当時の私は、一人暮らし用のワンルームに住んでいました。クローゼットはパンパン。これ以上服の入る隙間はないってぐらい詰め込んでいました。

そんなある日。冬が終わって春が始まる頃。もうそろそろ着れるかなと思ってクローゼットから春物のコートを取り出したんですよ。そしたら、腕のところにひどい折りじわが付いてて。とてもじゃないけどそれを着て外にお出かけする気になれなかったんです。その時に「これ、意味ないよな」って気づいたんです。たくさん持ってても、そのせいで服が傷んで着る気になれないんだったら意味ないじゃんって。

そこからわたしの捨て活がスタートしました。最初は高校生の時に買った服を数枚だけ処分。それだけでもクローゼットにちょっと隙間ができて、気持ちがスッキリしたのを覚えています。それからは思い立った時にキッチンの小物や買い溜めたぬいぐるみたちなど、部屋をぐるぐるしながらこまめに断捨離していきました。

日常の中で捨てられる時に捨てる。それを繰り返す。捨てるたびに心がスッキリするので、ハマっちゃって、気がついたら10年余りが経過していました。

現在は、ゆるりさんのお家には程遠いものの、冒頭にあったように普通の人にびっくりされる程度にはモノが少ない家になりました。

わたしが捨てる理由

なんでものを減らすことにこだわるのか・・・・

これはもう趣味とか嗜好としか言いようがないかもしれないです。

  • 視界にものが少ない方がスッキリするから
  • 片付けがラクだから
  • モノを取り出すのがラクだから

など、細かく理由を挙げればいろいろ出てきますが、一番は「無駄なものがあることによって自分の人生が阻害されているような気がする」からかなぁ。

いつかゆるりさんの家のように「ガラーン」状態になれるのか。げんだちょふの旅は続きます。

現在のリビング。がラーンではない。

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