【ロシア絵日記】セルギエフ・ポサード行きの電車の中で
みなさま、ずどらーすとびーちぇ!
本日もご訪問いただきましてありがとうございます。
9月末から10月頭にかけて友人がロシアに遊びに来てくれました。その際にセルギエフ・ポサードというモスクワ中心部から北東に70kmほど行ったところにある街に行きました。
モスクワからセルギエフ・ポサードまでは、近郊電車で1時間半ほどで行くことができます。その電車内で起こったできごとです。
電車の中でいろんなものを売っている
セルギエフ・ポサード行きの電車に乗り込み友人とおしゃべりしていると、なにやら前方のドアから大きな荷物を持ったおじさんが乗り込んできました。
するとおもむろにカバンからハサミを取り出しました。そして「よく切れるハサミ!木の枝も切れるよ!」とハサミの実演販売を始めるではありませんか。ハサミ売りのおじさんは実際にその場でどこからか拾ってきた木の枝を切り、その切れ味をアピールしていました。
電車の中にものを売りに来る人がいるとは思っておらず、友人と一緒に唖然となりました。しかしこのハサミ売りのおじさんだけではなく、他にも大きな荷物を持った物売りの人たちがひっきりなしにやってきます。売っているものはスカーフ・ベルトなどの服飾品、立派な世界地図、電車の時刻表、ゴム素材もくっつく接着剤など多種多様でした。
「いや、さすがに電車で買う人なんていないでしょ!」と思っていたのですが、みなさん意外と興味を示していました。げんだちょふから見える範囲に座っていたおばちゃんはハサミに興味を示し、そのままご購入。ちょうどハサミがほしいと思っていたのでしょうか・・・?
一番びっくりしたのは「歌謡曲」
げんだちょふたちが一番驚いたのはこちらの方。
音楽が聴こえるなぁと思っていると、車両に入ってきたのはスピーカーを持った若い男性。(髪型がアシンメトリーでおしゃれさんでした。)
すると彼はおもむろにマイクを持って歌い始めました。しかもなんだかちょっと古い雰囲気の曲。日本の昭和の歌謡曲のような感じでした。彼のおしゃれな見た目とのギャップに少し萌えました。
彼はフルコーラス歌い上げると、乗客にチップをもらうために車内を周り(チップを入れている人はちらほらという感じ)、隣の車両へと消えていきました。
では、今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
だすびだーにゃ!