げんだちょふのゆる日記(2020年1月20日〜26日)
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1月20日(月)遠方から
日本に帰ってきて何がうれしいかって、安く魚が手に入ることですね。ヤロスラブリは内陸だったからか魚は一度冷凍したものか、真空パックになったものしかなかったし、なにより値段が高かった。そして高い割には美味しくないので、自然とお肉ばっかり買っていました。
しかし日本に帰ってきてからは魚ばかりです。魚って焼くだけであとは醤油を添えて出せばいいから、何かと調理時に味付けしないといけないお肉料理よりも意外と楽ちんです。魚焼きグリルではなく、魚焼き用のホイルを使ってフライパンで焼けば後片付けも簡単。
ほんと、この商品考えた人天才だと思います。
ちなみに国産の魚ばっかりだべているのかというとそうではなく、今日買ったししゃもはよく見たらアイスランド産でした。よくぞそんなに遠いところから日本へやってきてくれましたね。水がきれいで自然豊かなアイスランドのししゃも。おいしくいただきました。
1月21日(火)非オシャレ人
日本人みんなオシャレ。
ロシアの人がオシャレじゃなかった訳ではないです。なんというか、ロシア人はオンとオフがはっきりと分かれていたのに対して、日本の人は常にオンって感じがします。ロシアだとパーティーなどのオシャレする場面では化粧もドレスも、わたしの感覚からするとやりすぎなぐらい着飾るのですが、普段はすっぴんでも別にOK。しかし日本の人はスーパーなど近場に行ったりするのにも小綺麗にしている人が多い。
というか、そもそもロシアの冬はおしゃれより防寒優先なので、1月2月はダウンコート×ブーツ以外あり得ませんでした。おしゃれなスカート履いてても雪や泥で裾があっという間にびしょびしょになりますしね。でも日本の冬はおしゃれなウールのコートもパンプスも着用可能。おしゃれしがいもあるってもんです。
げんだちょふは今の所ロシアで過ごしていたスタイルそのままでいいます。「非オシャレ、しかし暖かい(日本の気候に対して暖かすぎる)」格好で外出しています。
1月22日(水)服のお値段
デフレにもほどがある。
いや、あまりにも非オシャレ過ぎるので、スカートでも買ってみようかと思って近くのショッピングモールでロングのスカートを買ったんですよ。ロシアの冬に履こうものなら一瞬で裾がドロドロになりそうなロングスカート、しかも汚れが目立ちそうな白っぽいやつを。
そもそも冬もの値下げセールで50%オフ、2着買うと更に20%オフということだったので、スカートに合いそうなシャツもまとめて買うことにしました。
で、レジに持っていってお会計してもらったら、3500円だったんですよ。びっくり。げんだちょふ、お店の人がスカートだけ勘定したのかと思って「え?これ2着の値段ですか?間違ってませんか?」って思わず聞いたんですが、お店のお姉さん「ええ、2着でこの値段です。」と。
げんだちょふの行ったお店は、安さをウリにしているお店ではなく、ファミリー向けのショッピングモールに入っている服屋さんの平均ぐらいの値段のお店です。
洋服ってこんなに安かったんですっけ?技術の発達でいいものを安く提供できる世の中になったということ?安いのはありがたいんですが、この安さが何かの犠牲の上に成り立っているのではないかと思って、素直に喜べません。今笑顔で目の前に立っているお姉さんや、この服デザインした人とか、工場で作ってくれた人とか、トラックで運んだ人とか、そういう人たちの仕事ひっくるめてこの値段でいいのでしょうか?
やっぱりそういうの考えて買わなあかんな・・・と改めて考えさせられたのでした。
1月23日(木)声量
この辺りの人の県民性なのか、声が小さい人が多い気がします。買い物やらなんやらするときに店員さんの声が「え?」っていうぐらい聞き取りづらいときがあるんです。聞こえないわけではないけど、集中しないと聞き逃しそうな音量です。
そして、なんとなくわたしもつられて小声になってしまいます。ロシアにいたときは意識して大きめの声で話すようにしていたんですけど。(伝わらないから)
1月24日(金)紙が好き
市立図書館に行ってみました。げんだちょふが住んでいるのはあまり大きな市ではない、言ってしまうと田舎なので、図書館もあまり大きくはありません。でも田舎な分、人が少なくて過ごしやすい。最新の雑誌も読めるし暇つぶしにはもってこいです。
そういえば、日本に帰ってきてからkindleをあまり使わなくなりました。やっぱりわたしは紙の本が好きなようです。ロシアにいたときはkindleなしでは考えられませんでしたけど。
1月25日(土)豊作
歯医者に行きました。ロシアにいる間も日本に帰ってくる度に定期検診には行くようにしていたのですが、今回は半年ぶり。しかも初めての歯医者さんなので緊張しつつ行きました。
結果、虫歯など大きな問題はなく、歯石がちょっと溜まっている程度ですとのこと。安心。
昔から虫歯になりやすかったのですが、ここ数年、歯磨きをした後にフロスをするようになったらかなり調子が良くなりました。最初は面倒だし血が出たりして嫌だったのですが、毎日やっているとたまに奥歯の隙間から切ったそのまんまの小ネギなどが出てきたりするのが快感で、今は好きになりました。とくに焼肉などガッツリ肉を食べた日は豊作です(汚い話ですみません)。
1月26日(日)どっちがいいでしょう
ロシアにあって、日本にないもの。静電気。
ロシアに住んでたときは1日に数回は静電気ショックに見舞われていました。家に帰ってドアノブを触ればバチッ。手を洗おうと水道をひねればバチッ。ノートパソコンを開こうとすればバチッ。
でも日本に帰ってきてそれらがほとんどなくなりました。多分、日本は湿度が高いせいだと思います。湿度計を部屋に設置しているのですが、加湿器をつけなくても湿度50%を切ったことがありません。ロシアにいたときは何もしなければ30%を下回っていた気がします。もともとの気候もあるけど、たぶんセントラルヒーティングでずっと暖かいから湿度も下がっていくのではないかと思います。
部屋が暖かいけど湿度が低いロシアか、部屋が寒いけど湿度が高い日本か。個人的には朝起きても廊下に出てもお風呂に入っても暖かかったロシアの方が嬉しかったなぁ。