ロシア在住駐在妻のブログです。日常や旅行の話をゆるいイラストとともにご紹介しています。

【チェコプラハ】こんなオケもあるのね。北チェコフィル・テプリチェ

2019/06/13
 
スメタナホール外観
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みなさま、ずどらーすとびーちぇ!

本日もご訪問いただきましてありがとうございます。

チェコではチェコフィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートに足を運び、素敵な音楽で2018年をめでたく迎えたげんだちょふでしたが、実はもう一つ、チェコでコンサートに行ってきました。北チェコフィルハーモニー管弦楽団テプリチェという名前のオーケストラの演奏会です。 

日本ではあまり、というかほとんど知名度のないこちらのオーケストラ、なぜ行ってきたかというとスメタナホールに行きたかったから。スメタナホールは正式にはプラハ市民会館と言いまして、毎年チェコで開催されるプラハの春音楽祭で使用されるホールです。そして、のだめカンタービレで千秋が指揮したホールです。

ちょうど予定の空いている日の夜にスメタナホールで演奏していたのがこのテプリチェさんだったんです。あまり有名なオケではないので、行くか行かないか「どうしようかなぁ」と前日まで悩んでいたのですが、(その時点でチケットを取っていなかった。)前日にネットでチェックしてみるとまだ空席があった(自由席)ので「スメタナホール見たいし、行ってみる?」ということで行くことになりました。

「ニューイヤーコンサート」という名前だったのですが、曲目は

  • プッチーニ/私のお父さん、ある晴れた日に
  • グノー/O Dieu! Que de bijoux(日本語訳が分からず)
  • サラサーテ/カルメン幻想曲
  • グリーク/ピアノ協奏曲イ短調
  • ドボルサーク/交響曲第9番ホ短調

という若干チェコフィルのニューイヤーコンサートとかぶったプログラムでした。

 

途中入場OK!なの?

スメタナホール外観

(スメタナホールの外観。ルドルフィヌムよりも街中にありました。)

この日、どうしても外せない用事があって開演時間の20:00には会場に着けないことが分かっていました。基本的にクラシックのコンサートは曲の途中では入退場することができません。演奏会中は大抵ホールの出入り口に案内の人が立っており、演奏途中で入ろうとすると「今の曲が終わるまで待ってください」と言われ止められます。

それが分かっていたので、「多分前半は聞けないだろうなぁ、でもホールの中が見れるんだったら最悪後半のドボルザークの交響曲だけ聴ければいいかな」と思いながら向かいました。

20:30頃会場に到着するとスタッフらしき人(なぜかコートを着ている)がこちらへすぐやって来てくれました。

スタッフ
あっっ今来たの?じゃあここから入って・・・
げんだちょふ
ちょっと待って!コートをクロークに預けたいんです!
スタッフ
あぁ、そうなの。じゃぁ、預けたらこのドアからいつでも入っていいよ。
げんだちょふ
(え?今演奏中っぽいけどいつでも入っていいの?)あ、わかりました、、、

どうやらドアマンの彼は今から帰宅するところだったようで、その後颯爽と去って行きました。

 

かなり自由な雰囲気の演奏会。これはこれであり、、、じゃないよ!

スメタナホール舞台

(休憩中に撮ったホール内部。ここで千秋が指揮したのね。。。)

少々面食らいながらもクロークにコートを預け、旦那さんと勇気を出して言われた通り演奏中に突入!(尚、先ほど案内をしてくれた彼以外にドアマンはいない模様でした。)

自由席だったので、とりあえず入り口からすぐの端の方の席に着席しました。気をつけて入ったとはいえ、物音を全く立てずに入ることは不可能。若干他の客席の方の視線が気になり、「やっぱりいいって言われても曲間に入るべきだったんだろうか、、、」とちょっと申し訳ない気持ちになりました。

そんな風に思いながらもグリーグのピアノコンチェルトを聴いていると、客席前方に座っている方がおもむろに席を立ち、

会場から出て行きました。そしてしばらくして当然のように席に戻ってきます。(多分お手洗い休憩。)他にもそのような方が数人いらっしゃり、トイレなんだから仕方がないと思いながらも、「1つの演奏会でこんなにもいるものなのか?」と言う思いが拭いきれませんでした。

また、よくよく周りを見渡すとホワイエで売っているシャンパンを持ち込んでいるご婦人(通常はホール内飲食禁止)やスマホで演奏動画を撮影しているカップル(通常は撮影禁止)の姿も。なんでもありなのかこのコンサート。。。

普通のコンサートだと、上記のようなマナー違反をしている人がいれば係員の人が「やめてください!」と注意をするんですが、このコンサートには係員がいない(私たちに対応したのを最後に帰った)ので、やりたい放題です。

ピアノコンチェルトを片耳で聞きながら、「これはこれでありなのかなぁ」と思おうとしてみたのですが、飲食まではマナーの範囲として許されてもさすがに動画の撮影は肖像権や著作権等の法律上の問題が生まれるんじゃないかと演奏中とっても気がかりでした。まぁ、その動画をyoutubeなどにアップしない限り大きな問題にはならないのでしょう。

 

なんでこんなことになるのか。げんだちょふなりの考察。

スメタナホール内部

この演奏会を見てげんだちょふが思ったこと。「この楽団にはお金がないんだろうな」

北チェコフィルハーモニーは小さな地方オケです。プラハで行われたこの演奏会も、席は半分ほどしか埋まっていませんでした。(だから演奏会前日にチケットがすんなり買えたんです。)また、楽団員の数もかなり少なく、オーケストラとしてギリギリ成り立つだけの人数で運営しているようでした。それにホールのスタッフを最低限しか雇っていないことを考えても、それだけ運営が厳しいと言うことだとみて取れます。

そこから色々想像するにこのオケはこんなループにハマっているのでは。。。

収入が少ない

団員の給料が少ない

上手い人が寄ってこない

演奏のレベルが下がる

お客さんが来なくなる

収入が少ない(最初に戻る)

これはあくまで想像です。でも個人的にはこういう地方のオケにも頑張ってほしいんです。地元の人が生でオーケストラを聴ける環境にあるということがクラシック文化の底上げに繋がっていると思うからです。

遠くに行けないおじいちゃんおばあちゃんでも聴ける。このオケを見た子供が楽器に興味を持つかもしれない。その中には才能があって世界に出て行くような子も生まれるかもしれません。

だから決めました。げんだちょふは2018年、ヤロスラブリのオケにも足しげく通おうと思います。お客さんが楽章間に拍手するのがどれだけ気になっても。。。(交響曲の楽章間には拍手しないのがマナー。まだ曲が続いてますからね♪)

 

では、今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

だすびだーにゃ!

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Comment

  1. SECRET: 0
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    げんだちょふさんご夫婦は、クラシック好きでいらしたのですね♪
    何かご趣味で楽器も演奏なさるのかしら?と想像しながら、
    コンサートブログを楽しく拝見していました。
    イギリスのロイヤルでは、遅れてもホールの中には入れますが、
    ドア付近で立って観ていて、曲間にホール係り員に促されタイミング良くサーッと席に着く、と云う感じでした。
    当時は(40年前)日本は遅れても何時でも席に着いてOKな時代でした。
    今の日本のホールは、逆にとても厳しくなり、遅れたらホールの中にも入れてくれず極端だなぁ、と思った事もありました。
    ロシアの大寒波のニュースが話題です。
    どうぞお気をつけてくださいませ♪

  2. gendachev より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >レディカーライルさん
    >何かご趣味で楽器も演奏なさるのかしら?と想像しながら、
    はい、オーボエ吹いてます。
    旦那さんはビオラ弾きます。
    (ロシアに来てからあんまりやってませんけど。。。)
    >ドア付近で立って観ていて、曲間にホール係り員に促されタイミング良くサーッと席に着く、と云う感じでした。
    それ、いいですね。
    他のお客さんへの迷惑は最小限で、一応中に入れるんですもんね。
    >今の日本のホールは、逆にとても厳しくなり、遅れたらホールの中にも入れてくれず極端だなぁ、と思った事もありました。
    日本だけでなく、ちゃんとしたところは大体そうですね。
    多分中に入れると「気になって集中できなかった」などのクレームが入るんだと思います。
    係員の人が「音の大きなところでお客さんを入れる」ことができるぐらい
    曲を分かっていればいいんだけどなぁとも思いますが、まぁ、非現実的ですよね笑

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