【ベルギー・ブリュッセル】古典美術館と楽器博物館

日本ではほとんど美術館や博物館に行くことがなかったげんだちょふですが、ヨーロッパ旅行に行くようになってからはせっかくなのでということで、美術館、博物館にも足を運ぶようになりました。

今回のベルギー・ブリュッセルでは古典美術館、そして楽器博物館を訪れました。

古典美術館

古典美術館は王宮美術館内にあるいくつかの美術館のうちの1つです。相変わらず絵についてはとんと詳しくないですが、気になったものをいくつか写真で撮って帰りました。(興味が持てるようになっただけでも自分が成長したように感じる!)

ブリューゲル(父)Winter Landscape with Ice-skaters and Bird-trap

凍った川の上でスケートしている人たち、そして右の木の下では鳥を捕まえる罠が描かれています。こちらはピーテル・ブリューゲルさんの絵です。時期によって題材は異なるようですが、こういう当時の人達の生活を描いているのもブリューゲルさんの絵の特徴なんだそう。よく見るとコマ遊びをしていたり、小さな子供を連れているお母さんらしき人がいたり、見れば見るほど発見があります。

この絵が気になったのは、多分ヤロスラブリの凍ったボルガ川を思い出したからだと思います。もちろん国は違うんですが、なんとなく似ている気がします。

ブリューゲルさんは一族で画家だったそうです。上の絵を描いたピーテル・ブリューゲルさんには同じ名前の息子さんがいて、紛らわしいのでブリューゲル(父)、ブリューゲル(子)と表記されるんだそう。そしてブリューゲル(子)はよく、ブリューゲル(父)の絵を真似して描いたんだそうです。

ブリューゲル(父)ベツへレムの人口調査
ベツへレムの人口調査
ブリューゲル(子)ベツへレムの人口調査
げんだちょふ
本当におそっくり!

上の絵がお父さんの絵、下の絵が息子さんの絵です。間違い探しかと思うような出来栄え。

次にげんだちょふが面白いなと思ったのはこちらの絵です。

Antropomorf landschap-Vrouwenportret. Zuid-Nederlandse school. Tweede helft 16de eeuw

山の風景が女性の顔になっている作品。人と木で目を表現していたり、羊がネックレスになっていたり、「おぉっ」と言わずにいられませんでした。タイトル、作者は下の写真のとおりです。(検索してみたけど日本語で何ていうのかは見つけられず・・・。)

オランダ語とフランス語で書かれています。

そして最後はこちら。

Osias Beert Still-Life with Oysters

この絵を見て何が気になったかって、食卓の上にある牡蠣です。この作者(Osias Beert さん)は1580年代から1620年代の方だそうですが、その頃からベルギーでは牡蠣食べてたんですね。しかも生牡蠣っぽい。当時も生牡蠣食べて当たって苦しんだりする人がいたんでしょうかねぇ・・・。

楽器博物館

お次は楽器博物館へ。事前に調べたところによると楽器博物館は展示されている楽器の音がオーディオガイドで聴けるということだったので、ワクワクしながら向かいました。

荷物をクロークに預け、入場料を支払い、オーディオガイドを受け取ります。オーディオガイドは料金に最初から組み込まれていました。何か貴重品(免許証など)を受付のおばあちゃんに渡しすとオーディオガイドを借りる事ができます。オーディオガイドを返却すれば貴重品も返してもらえるという、わたしが最近ヤロスラブリで行っているスケートのレンタル靴と同じ仕組みを採用していました。

中に入ってみると圧巻の展示数でした。一部だけですが写真を。

ベルリンの音楽博物館も同じような仕組み(オーディオガイドで展示されている楽器の演奏を聞くことができる)でしたが、こちらのブリュッセルの博物館の方が1つ1つの演奏曲が長めでしっかりしている気がします。そして展示物に対するオーディオガイドの対応率がかなり高いので、これらを全部聴いていたら一日が終わりそうな勢いでした。

げんだちょふがこの音楽博物館で最も気に入ったのはこちらの展示物です。

かわええ・・・

メキシコの古い笛だそう。はにわっぽくてかわいい。げんだちょふ、こういうゆるダサかわいいデザインが好きなのです。癒やされるわぁ・・・

では、今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

だすびだーにゃ!

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