モスクワのスクリャービンの家博物館に行って来ました。
みなさま、ずどらーすとびーちぇ!
本日もご訪問いただきましてありがとうございます。
モスクワにあるスクリャービンの家博物館に行ってきました。
スクリャービンさんって知ってますか?恥ずかしながら、げんだちょふは行くまで知りませんでした。
作曲家と一言で言ってもオーケストラの曲をたくさん残している人もいればピアノの曲が得意だったり、バレエ音楽が得意だったり結構様々なんです。このスクリャービンさんはもともとピアニストだったのでピアノの曲を多く残しているのですがオーケストラの曲はあまり書いてないようです。そしてげんだちょふはオーケストラの曲はそれなりに知っていますが、ピアノの曲はあまり知りません。
結果、全く知らない。
「じゃぁなんで行ったの?」って思いますよね?
オーボエのレッスン受けにモスクワにきたついでに、以前紹介したKUというラーメン屋さんに行こうということになったのですが、(モスクワ市民でもないのにKUにはめちゃめちゃ出没しています。)
そのKUから歩いて15分ほどのところにこの博物館があるんです。
せっかく来たんだし、ちょっとだけでもモスクワ観光したい・・・と考えた結果、近くにあったこちらの博物館に行くことにしました。
ロシアの博物館あるある。入場料と写真代は別。
KUで腹ごしらえをした後、こちらの博物館に到着。想像通りのこじんまりとした感じです。館内に入ってチケットを購入し、クロークにコートを預けたら展示室へ。
ロシアの博物館では入場料と別に写真代を払えば展示物の写真を撮ることできるという仕組みになっていることが多いです。この博物館もその仕組みでした。
旅行で来た場合には「せっかくだし写真に残したい」と考える人も多いかなぁと思いますが、この時は「まぁ、お金払ってまで写真はいらんかな」ということで、入場料のみ支払って中に入りました。(ですので、中の写真がありません。)
一人一人への丁寧な対応。いい博物館でした。
展示室の入り口にはおばあちゃんがおり、「ロシア語わかる?」と聞かれ「ちょっと」と答えると「英語は?」と。「英語はわかる。」すると英語の案内(展示物の説明が書いてる)を渡してくれました。
そして「そこに座って、音楽聴きながらそれ読んで。読み終わったら次の部屋に進んでね。」(ロシア語)と言われ、言われた通りにとりあえず展示室の隅にあった椅子に座ると、おばあちゃんはおもむろに何かのスイッチをON。すると音楽が流れ始めました。(おそらくスクリャービンのピアノ曲。)
周りを見渡してみてもわれわれ2人以外にお客さんはいないようでした。来館者が少ないから、人が来た時にスイッチを入れるというオペレーションになっているのでしょうか。
スクリャービンの「家」博物館なので、館内は家の広さほどしかなく、展示物は4部屋のみでした。3部屋目にはスクリャービンやその家族の写真、コンサートした時のチラシやら壁にいっぱい貼っていました。
そしてその部屋にはこの博物館のスタッフと思しき背のたかーいお兄さんが。なにやってるのかなぁと思っていると彼はおもむろに私たちに話しかけ始めました。「この写真は昔のチャイコフスキーホールで、、、」「この紙は銅像を立てた時の許可証で、、、」と流暢な英語で説明してくれます。
こちらから質問しなくても、あちら側からどんどん説明してくれる。なんとアットホームな博物館!
最後にお兄さんに「入り口で日本語のパンフレットも売ってるから良かったら買ってね」と言われましたが、説明は嬉しかったけど買いませんでした。ごめんねお兄さん。
最後の展示物の部屋から出ると、最初来た時にはいなかった他のお客さんがいて、その人たちには最初に紙をくれたおばあちゃんがなんだかんだ色々説明していました。
ロシア語のわかる人にはおばあちゃん、外国人には英語を話すお兄さんが対応するということになっていたんでしょう。来る人が少ないからこその手厚い対応。
博物館って訪れて展示物を見ても事前知識がなければそれだけではよくわからないことが多いので、こうやって個別に対応してくれるのはありがたいなぁと思いました。
基本情報
公式HP
https://scriabinmuseum.ru
地下鉄スモレンスカヤとアルバートスカヤの真ん中ぐらいにあります。
では、今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
だすびだーにゃ!