ヤロスラブリに日本人ジャズピアニストがやってきた!その1。
突然ですがこちらの松居慶子さんという方。ご存知でしょうか。
オフィシャルホームページより引用
東京生まれ。5歳からクラシックピアノを始め、高校在学中に映画音楽の作曲など音楽活動も始める。18歳でヤマハと契約。その後独立して渡米。
1987年に発表した自主制作アルバム「水滴」が「ロサンゼルス・タイムズ」や音楽専門誌で絶賛され、アメリカのFM局の「スムースジャズ」フォーマットで中心的存在となる。
全米主要都市のほか、ワールドツアーも開始。フィンランド、モロッコ、アラブ首長国連邦、トルコ、南アフリカ、シンガポール、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ウクライナ、エストニア、ロシアなど、世界各地で演奏している。
要するに彼女は世界的に活躍している日本人ジャズピアニストなんですが、みなさん、お気付きですか。
ロシアなど、世界各地で演奏している。
そう、ロシアにも演奏しにいらっしゃっているんです。この流れ&本日のタイトルでもうお分かりでしょう。この松居慶子さんがヤロスラブリにもやってきたのです。
(コンサートの情報はこちら)
可愛くて気が利くロシア人女子のこと
失礼ながら松居さんについては全く何も知らず、もちろんコンサートについても知りませんでした。
ですがある日、「ヤロスラブリで日本人がコンサートするよ!」と夫の会社の可愛くて気の利くロシア人女子に教えてもらったのがきっかけで、「日本人なら行ってみようか」という話になりました。
可愛くて気が利くロシア人女子とは、こちらのニューイヤーパーティーで友達のいない私に声をかけてくれた素敵女子のあの子です。
わたしの方から「連絡取らなきゃ、、、」と思いながら先延ばしにしていたところに向こうから誘ってくれました。
他の同僚の方々もお誘いし、その可愛くて気の利くロシア人女子にチケットも全て手配してもらい、当日を楽しみに待っていたのですが、残念なことに、その可愛くて気の利くロシア人女子は当日風邪で参加できず。
また別の機会に。。。
ロシアで一番古いホール。ТЕАТР им. ФЕДОРА ВОЛКОВА
このコンサートが行われたのはヤロスラブリの中心部に位置するこじんまりとしたホール。こちらに行くのは実は初めてでした。
以前に訪れたヤロスラブリ州立オーケストラが演奏会をやっているホールとはまた別物なんです。こちらではカジュアルなコンサートやミュージカルなどの公演を行なっているようです。
モスクワのボリショイ劇場と比較すると、(げんだちょふの体感では)4分の1ぐらいの大きさでしょうか。
そもそもボリショイ劇場は大きいからボリショイ(ボリショイはロシア語で大きいというの意味です。)なんであって、そこと比べてはいけないなどと考えながら中へ入ります。
中に入ってみると、ホワイエにはたくさんの絵が飾られており、美術館のような雰囲気です。
そしてこのホールの最大の特徴は、ロシアで一番古いホールであるということ。
この写真では小さすぎて見えませんが、こちらのタペストリーに1750年にできたと書かれてありました。270年近く前に建てられたホールなんですね。あと30年で300周年を迎えます。
その割にはメンテナンスをきちんとしているようで、あまり古さを感じさせない内装でした。
建てたのはこのホールの名前にもなっているフョードル・ボルコフさんという方だそう。
こちらのチケットに印刷されているお方がフョードルさんです。このホールで公演するコンサートのチケットは全てこのデザインなのでしょうか。全くジャズっぽくない。
このチケットを見てお分かりの方もいるかと思いますが、このコンサートのお値段は2300ルーブル(約4600円)でした。(この値段はほどほどの席のお値段であり、もっと高い3000ルーブル近い席もありました。)
ロシアのコンサートとしては結構、高額です。
ちなみにヤロスラブリ州立オーケストラの演奏会のお値段、1席200ルーブル程度です。(これは安すぎだと思いますが。。。)
この値段でしかも外国人が演奏するジャズコンサート、(余計なお世話ではありますが)チケットの売れ行きが心配でした。
思いがけず長くなってしまったので続きはまた次回!
では、今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
だすびだーにゃ!