【読書感想文】水野敬也 夢をかなえるゾウ【おもしろ啓発本】

水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」を読みました。

読んだきっかけ エッセイ本を読んだ後、気になりすぎて・・・

こちらの記事でも書きましたが、長めの本を読むときはすっと読める本を間にはさむのがげんだちょふの読書スタイル。

今回も長編小説のお供に笑えそうなエッセイ本を・・・と探して見つけたのが(そんなことしてるからなかなか本命の長編小説の方が進まない!)水野敬也さんのウケる日記という本でした。

このウケる日記はamazonプライム会員であればkindleで無料で読むことができたのです。

このウケる日記、読んでみると驚くほど下品、かつ水野さんがマジで変な人で「(いい意味で)なんじゃこりゃ!」というのが正直な感想です。しかし変な人な水野さんは、なんとあの有名な啓発本「夢をかなえるゾウ」の著者らしいではないですか。

「売れすぎてる本は読みたくない」っていう謎の天の邪鬼な気持ちもあって、一度も読んだことがなかった「夢をかなえるゾウ」。その作者がこんなに変な人だなんて・・・どんな人が書いたんだろう・・・なんで売れたんだろう・・・めっちゃ気になる!

ということで読んでみることにしました。

なんとこちらの夢をかなえるゾウもprime会員であれば無料で読むことができました。太っ腹やなぁ・・・

ただおもしろいだけの本・・・?

ドラマにもなっているほど(主役はなんと小栗旬さん!)なので話を知っている方も多いと思いますが一応説明しますと、「ある青年の前に突然表れたゾウの姿をした神様、ガネーシャ。ガネーシャが成功するための秘訣を過去の偉人の話を交えつつコミカルに青年に教える」という話。

読み始めて、「他の啓発本と比べてすっごく目新しいことが書いてあるわけではないなぁ」と思いました。確かに課題について話すガネーシャと青年のやりとりはおもしろいです。ガネーシャのキャラクターがぶっ飛んでます。神様のくせに食いしん坊でがめつく、わがまま。そしてなぜか大阪弁を話します。

でも書いてあることは靴を磨くとかトイレ掃除をするとか、確かに「やるべき」だし、本の内容も読者が納得できるようになっていますが、他の啓発本にも書かれていそうなことです。

ガネーシャも

ワシの教えてきたことには何の目新しさもないんやで

2007年 ミズノオフィス発行 水野敬也「夢をかなえるゾウ Kindle版」位置No.2363

と言っているほどです。

そうして読み進めているうちに、そのまま最後の章に突入。「面白いっていうのが売れたポイントなのかな・・・?うーん・・・?」そう思っていると、最後の章に入る前に強調されていたことがありました。

それは、「とにかく課題を実行するんだ」ということ。

読んでも実行しないと意味がない

みんな啓発本を読むぐらいはやっている。でも読んだことを実際に行動に移す人は本を読んだ人の内の何割かです。そしてもっと言えばそれを継続する人はさらにその何割か。啓発本に書かれていることを習慣レベルまで持っていける人はごくわずかな人。そこに行けるかどうかで成功できるかどうか決まると。

げんだちょふ
耳が痛い!

啓発本を読んだ瞬間は「明日からやろう!」と思います。それが1週間経てば頭の隅にあるものの面倒になり、1ヶ月経過する頃には忘れてしまっている。

そのとおりだよなぁ・・・と思ったげんだちょふはあることを思いつきました。エクセルでチェック表を作りました。縦軸はガネーシャの課題、横軸は日付。そして毎日できたものにチェックをつけます。

全部が毎日できる必要はなく、とりあえず毎日表を見てチェックするようにしています。

これもいつまで続くかわからないけど、とりあえず2月はやりました。集計してみると、実行しやすいものと実行しにくいものがあるんだな、というのがわかりました。3月も続けてみようと思います。

流行った理由はやっぱり「おもしろいから」かも

わたしに刺さったのは、上に書いた「実行しないとダメなんだよ」の部分でしたが、この本が流行った理由としては弱いですよね。

やっぱり啓発本の中でも際立っておもしろおかしく、読みやすかったから流行ったんじゃないかな、というのが私の結論です。普段本を読まない人にもおもしろいと思ってもらるのではないでしょうか。

最初にも書いたように、水野さんご自身が(いい意味で)ぶっ飛んでいるので、こういう本が書けたのかなとも思います。啓発本に興味はあるけど、面白くないので最後まで読めないという人にオススメです。

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