ありがとうさようなら サンクトペテルブルクのフジヤマ55

弟とサンクトペテルブルクに行っていたときの話です。

サンクトペテルブルク滞在中、ちょうど土日も挟んでいたので夫も合流し、3人でともに観光しました。

げんだちょふの夫はラーメンが大好きです。どれくらい好きかと言うと、どこか旅行する度に現地のラーメン屋に訪れる程度には好きです。

そんな夫が以前から「行きたい」と言っていたサンクトペテルブルクのラーメン屋、フジヤマ55さん

名古屋を中心に展開している正真正銘日本のラーメン屋さんだそうで、アジアを中心に海外にも店舗を出しているようです。

去年の年末頃でしょうか、夫はどこからか「サンクトペテルブルクにめっちゃおいしいラーメン屋さんができたらしい」とウワサで聞きつけ、GoogleMapにお気に入りの場所として保存し、訪れるタイミングを虎視眈々と狙っていたのです。

そしてとうとうこのラーメン屋さんを訪れる絶好の機会が訪れました。

わたしは豚骨ラーメン、夫と弟はつけ麺とご飯(つけ麺のタレをリゾットにして食べる)を注文。夫はネギが大好きなので、ネギをトッピングします。

寒い冬(2月中旬ごろでした)にあったかおいしいラーメンを食べて幸せな気持ちになりました。

お値段設定から考えたこと

メニュー

こちらがフジヤマ55さんのメニュー。

海外で本物の日本食を食べるとどうしても割高になるのが常で、ラーメン一杯でも日本円換算すると1000円は軽く超えるイメージ。現地で手に入りにくい材料の輸送コストなんかもあるだろうし、その辺は致し方ないんだろうなぁと思ってます。

しかしサンクトのフジヤマ55さん、しょうゆラーメン450ルーブル。今のレート(2019年3月時点)で日本円に換算すると770円程度。

げんだちょふ、これを見たとき「大阪でラーメン食べた方が高いんじゃないか」と思いました。ラーメンって大体800円ぐらいのものではないでしょうか。

ロシアの物価(ヤロスラブリだと結構な量のランチが200ルーブルで食べられる)からすると相対的に高いんですが、「割高になるはずのものがそうではない」と考えるとかなり良心的。

だからこそどの「層」を狙った値段設定なのかよくわからないなぁとも思いました。日本人は既にラーメンの味を知っているので、好きな人はそれだけ払っても食べる価値があると感じると思うので、日本人駐在員を狙うんならもっと高くても良さそう。逆にロシア人を狙うんならもっと安くないとダメ(一度も食べたことのないラーメンにこの値段はちょっと)な気がする・・・むむむ・・・。それに価値を感じる人は日本が好きとか、変わったものが食べたいとか何かしら強い理由がある人だよなぁ・・・

いろいろ考えてしまいましたが、フジヤマ55さんのラーメンは本格的な味なのに良心的なお値段だと思いました。ありがたや。

衝撃ニュース 閉店のお知らせ

フジヤマ55さんを訪れたのはもう1ヶ月近く前のことです。のんびりとこの記事を書いていたら、twitterで衝撃ニュースが飛び込んできました。

なんとサンクトペテルブルクのフジヤマ55さん、3月17日(日)をもって閉店するそうです。開店からわずか3ヶ月!一体何があったんだろう。

このfacebookのポストが出たのが3月13日(水)で、閉店のわずか4日前です。夫とは「また行きたいね〜」と言っていたのに、ヤロスラブリに住んでいる我々には行くすべがありません。

実に残念!

サンクトペテルブルクに彗星の如く現れ、去っていったフジヤマ55さん。facebookのポストによると辞めたわけではなく、あくまでも次へのステップとのこと。またどこかでお会いできるのを楽しみにしています!

そういえば

日本食と言えば、モスクワで松屋がオープンするそうですよ。お店の雰囲気や値段設定、メニューなど、どんな感じのお店になるんだろう?

では、今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

だすびだーにゃ!

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