【クリン】チャイコフスキーの家博物館に行ってきました

みなさま、ずどらーすとびーちぇ!本日もご訪問いただきましてありがとうございます。

黄金の環巡りをしているげんだちょふ一行。雨の中ウラジーミルスーズダリを観光した翌日、なんと晴れ。せっかくのお天気なので、この日は、黄金の環ではないのですが、モスクワ郊外で行ってみたかった場所に行くことにしました。

チャイコフスキーの家博物館への行き方

モスクワからクリンへ

チャイコフスキー博物館があるのは、モスクワから北西へ90kmほどのところにあるクリンという街です。近郊電車で行くことができます。

チケットのお値段と時刻表

時刻表の調べ方は長距離バスに乗って移動してみようの記事をご参考に。近郊電車の時刻表も同じページで調べることができます。

調べてみると、朝の5時台から頻繁に出ており、なかなか便利そう

  • 普通列車 230ルーブル(乗車時間 約2時間)
  • 特急列車 315ルーブル(乗車時間 約1時間)

(2019年8月現在)

100ルーブル未満の差で約半分の時間で移動できるのならば、と、特急電車に乗ることに決めます。

チケットの購入

自販機もありましたが、この日は窓口で購入。おばちゃんに「クリンまで2枚」というと「ласточка(ラースタチカ)?」と聞かれました。特急列車にはласточка(ラースタチカ)という名前がついているようです。モスクワからウラジーミルに移動する際に使った電車と同じ名前です。

げんだちょふ
同じ系統なのかな?
クリン チャイコフスキーの家博物館
レシートのような切符

下にあるQRコードを自動改札機で読み取り、ホームへ。ホームに行くと立派な美しい電車が待っていました。

クリン チャイコフスキーの家博物館
つばめ号

車内もヨーロッパに旅行に来たのかなの勘違いしちゃうぐらいのクオリティ。快適な電車の旅を楽しんだのでした。

クリン
クリンの駅 チャイコフスキーの胸像

バスで博物館へ

鉄道駅から博物館までは、市内バスに乗って行きました。こちらの18番のバスです。

クリン チャイコフスキーの家博物館

駅のすぐ横のバスロータリーにやってきたこちらのバス。「ここで乗れるのね〜」と思ってバスに近づくも、なぜかドアを開けてくれない。そして誰も乗らない。

運転手の方に「アナタのバス、ノリタイ」と片言ロシア語で直訴すると、「ここじゃなくて、向こうのバス停で待ってて」と言われました。彼の指す方向に行くと、ちゃんと時刻表のあるバス停がありました。

クリン
ショッピングモールの向こうへ急いで移動するげんだちょふたち
げんだちょふ
きいてよかった。

チャイコフスキーの家博物館

クリン チャイコフスキーの家博物館

チケットの購入

さっそく中に入りチケットを購入します。

  • 大人一人(外国人) 550ルーブル
  • 写真撮影 200ルーブル
  • オーディオガイド150ルーブル
げんだちょふ
写真撮影代が別途必要なのね

げんだちょふたちの持つ古いガイドブック(地球の歩き方2014年度版)によると、館内にはロシア語の説明すらない・・・と書かれていたので、「こうなったら天国のチャイコフスキーさまに語りかけ、どこで何をしていたのか教えてもらうしかない。その場合はロシア語か。ハードル高いわぁ〜。」などとヤバいことを考えていました。

しかし、実際に訪れてみてびっくり。なんとオーディオガイドがあるではありませんか。しかも、日本語版あり。150ルーブル(2019年8月時点で250円程度)で、天国に語りかけずとも説明が聞けるのなら、安いもんです。

げんだちょふ
やっほーい!

立派なお庭

クリン チャイコフスキーの家博物館
ベンチでくつろぐチャイコフスキーさま

チケット売り場のあった建物を抜け、博物館本体である「家」をつなぐ庭に出ます。お散歩するのにちょうど良さそうな大きさの、きれいなお庭でした。

クリン チャイコフスキーの家博物館
こちらがお家

お家の玄関の前には、ここで飼っているのかネコさんがいました。日向ぼっこして気持ちよさそう。

クリン チャイコフスキーの家博物館
ねこ

お家へお邪魔します

お家に入ると最初にチャイコフスキーさんが現れます。

クリン チャイコフスキーの家博物館
椅子にあえて斜めに座るチャイコフスキーさま

入って右手にクロークがあり、そちらに大きな荷物やコートはは預けます。そして、オーディオガイドとイヤホンを1つもらいもらいました。

クリン チャイコフスキーの家博物館
オーディオガイド

オーディオガイドをくれる係員の方、「イヤホンもう1つある?」と。このオーディオガイド、イヤホンジャックが2つ付いていて、もう1つイヤホンを持っていけば1台を2人でシェアすることができます。

こういうこと?

オーディオガイドを聴きながらメインのお部屋へ。しかし、ちょうど団体の観光客と時間が重なってしまっており、なかなか細部まで見ることができません。見えるのはガイドの話を聞くおじいちゃんおばあちゃん(多分ロシアの方々)の背中やお尻。なんとかみなさんの隙間をぬって写真を撮ります。

クリン チャイコフスキーの家博物館
どうしても入ってしまう

仕方がないので諦めてお次の部屋へ。

クリン チャイコフスキーの家博物館
かわいすぎる

こちらはメインの部屋の向かいにある、寝室にあった化粧台の写真。チャイコフスキーが身支度していた化粧台だそうです。

げんだちょふ
なんてメルヘンチックな!

男性で化粧台を使って身支度するって、意識高い。美しい身だしなみから美しい音楽が生まれるのでしょうか。

げんだちょふ(アラサー・自称女子)なんて、日本に住んでいた頃一応鏡台持ってましたけど、結局洗面台の前で全て済ませちゃっていました。気づいたらうっすら埃かぶっちゃってましたよね。えへへ。

この後もオーディオガイドに従い、各部屋を見て回ります。説明と説明の間にときおりチャイコフスキーさまの曲が流れ、「これは何の曲かなぁ〜」と考えるのも、クラシック好きにとっては楽しい時間ですな。

クリン チャイコフスキーの家博物館
チャイコフスキーさまが作曲活動された机
クリン チャイコフスキーの家博物館
チャイコフスキーさまがお食事された、テーブル

オーディオガイドに従って一通り見るのに15分ほどでしょうか。博物館と言ってもお家なので、そんなに時間がかかりません。

しかし全ての部屋を見たのに、オーディオガイドの中では音楽が流れ続けています。「???」という顔をしていると、係員の方「もし見たければ、もう一周してじっくり見るといいですよ」と。

なるほど、1周目はオーディオガイドの説明を聴きながらサクッと見る、2周目にはチャイコフスキーの音楽を聴きながらじっくり見るという2段階構成になっているのですね。

じゃあ、お言葉に甘えて・・・ということで2周させてもらいました。2周目の時には、先程いた団体観光客の方々はすでに去っており、ゆっくりと見て回ることができました。

クリン チャイコフスキーの家博物館
今度はバッチリ
クリン チャイコフスキーの家博物館
こちらの角度からも
あ〜大満足!

では、今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

だすびだーにゃ!

基本情報

内覧時間

10:00〜18:00 水・木曜日はお休み

ウェブサイト

げんだちょふ
2019年8月時点の情報です

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