【黄金の環】ウグリチに行ってきました
みなさま、ずどらーすとびーちぇ!本日もご訪問いただきましてありがとうございます。
黄金の環めぐりをしているげんだちょふたち。ウグリチ(ウーグリチ)に行ってきました。
ウグリチはヤロスラブリ州に含まれていて、げんだちょふたちが住む州都のヤロスラブリから西へ100kmほどのところにある、人口3万人ほどの都市です。
ウグリチは、黄金の環の主な8つの都市からは外れています。なぜかげんだちょふたちの持っているガイドブックにはウグリチが掲載されているんですよね。それにロシア人の友達も「ウーグリチは歴史的な街でいいよ〜」と言っていたので、行ってきました。
ヤロスラブリからウグリチへバス移動
ヤロスラブリの鉄道駅から出発
ウグリチへはバスで向かいます。ヤロスラブリではバスターミナルと鉄道駅が別の場所にあるのですが、今回利用したのは鉄道駅(ヤロスラブリ・グラーブニー駅)の方。バスターミナルから出発したバスが、この鉄道駅を経由してくれるのです。(こちらからバスの時刻表の調べ方など確認できます)
チケット売り場の前では、タクシーの運転手さんが「ウグリチまで〇〇ルーブル」と言いながら客引きをしていました。ヤロスラブリからウグリチまでは100kmほど、車だと1時間30分ぐらいで着いてしまうのですが、バスだと2時間30分程かかるのです。ちょっと心が揺れましたが、流しのタクシーは万が一のことがあるので、パスします。
バスに乗り込んだら、あとは寝るだけ・・・。ヤロスラブリとウグリチのちょうど中間のところにある、バリショエセローというところでお手洗い休憩がありました。バリショエセロー、直訳すると大きい村。シンプルなネーミング。
みんなそそくさと車内から出ていくので様子を見ていると、みんなタバコをスパスパ吸い始めました。メインの目的はお手洗いではなくタバコのようです。
ウグリチのバスターミナル
休憩の後はノンストップでウグリチのバスターミナルに到着。バスが停車し、降りて周囲を眺めてびっくり。
げんだちょふの黄金の環めぐり史上、最も小さいバスターミナルでした。バスターミナルってたいていちょっとした売店や荷物預かり所があるんですが、ここにはなさそう。
かろうじてお手洗いはありましたが鍵がかかっており、切符売り場のおばちゃんにお願いして使わせてもらうというシステムでした。
時刻表を見ても、ヤロスラブリやウラジーミルのバスターミナルのように、一日にそんなにたくさんのバスは出ていないみたいです。
ウグリチがなぜガイドブックに掲載されていたのか不思議に思いつつ、街歩きへと向かったのでした。
川からやってくる人たち
街の中心にある勝利公園(パルク・パビエディ)に向かいます。
バスターミナルの様子や街の規模からして、あまり期待していなかったげんだちょふたちですが、この公園の様子をみて驚きました。かなりキレイに整備されています。この季節に散歩するにはぴったり。
この公園からクレムリンに向かう予定だったのですが、この公園の西側にある通りがなにやら人で賑わっているの様子だったので、そちらへ足を運びます。
マトリョーショカや木のおもちゃなどの民芸品を扱うお土産屋さんが並んでいます。けっこうな人の数、しかも、外国人(おもにヨーロッパ系)観光客がすごく多い。お土産物屋のおばちゃんたちも流暢な英語で対応しています。品物の価格がユーロで提示されているお店までありました。
いったいこの観光客たちはどこからやってきたのか・・・。観光客たちがやって来る北の方角へと歩いてみることにしました。
お土産屋さんの通りを抜けるとヴォルガ川沿いの道に出ます。その道をさらに歩いてたどり着いたのは船着き場。そこには大きな大きな豪華客船が停まっているではありませんか。しかも、複数台。
なるほどこの船から観光客がどっさり降りてきて、この辺を観光して、また船へと戻って行くのですね。だからお土産物屋さんの人も外国人慣れしている。この人達にとったらお金をロシアのルーブルに換金するのはけっこう手間。ユーロで取引すれば買ってもらえる確率が高くなる。
人口3万人の街なのに、「けっこう潤ってまっせ感」があったのはこういうことか、ガイドブックに載っていたのはクルーズに参加する人のためか・・・と納得したのでありました。
壁なしクレムリン
船に納得したげんだちょふ一行は、おもな見どころであるクレムリンに向かいました。
最初にみて思ったのは「クレムリンなのに壁がない!」。モスクワのクレムリンはもちろん、ヤロスラブリのクレムリンも含めて今まで見てきたクレムリンは白い壁に囲まれていて、中に侵入できないようになっていました。
壁がない、よって敷地内への入場料は無料でした。観光客もお散歩し放題です。でも、なんで壁がないんだろう・・・?(謎のまま)
血の上のドミトリー皇子教会へと向かいます。
ドミトリーさんが暗殺された場所の上に建てられた教会なんだそう。ドミトリーさんはイヴァン雷帝の息子さん。イワン雷帝と言えばトレチャコフ美術館でげんだちょふが見れなかったレーピンの絵の人なんですが、イワン雷帝が亡くなって、さらにその息子もたちも亡くなってリューリク朝が終わる・・・というときに「実は生きていたんだ!」と主張する偽ドミトリーさんが現れたんだとか。
建物の中の見学料は85ルーブル。
この中にもわんさか観光客がいて、人を入れずに写真を撮るのはけっこう大変でした。
この後はちょいとカフェで休憩し、またバスでヤロスラブリへと帰ったのでした。
では、今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
だすびだーにゃ!
基本情報
ウェブサイト
内覧時間
- チケット売り場 夏(5月〜9月)8:00-19:30 冬(10月〜4月)9:00-17:30
チケット
- 共通チケット 590ルーブル
- 血の上のドミトリー皇子教会 85ルーブル
詳しくはこちらのページで確認できます
関連記事
バスの時刻表の調べ方などはこちら
黄金の環の街、ウラジーミル
黄金の環の街、スーズダリ